NO IMAGE

東山紀之、故・森光子さんへ「森さんがね、ひょこっと帰ってくるような気がして…」

東山紀之、故・森光子さんへ「森さんがね、ひょこっと帰ってくるような気がして…」
『NO WORDS, NO TIME 〜空に落ちた涙〜』製作発表会見

 俳優の東山紀之(46)とKAT-TUNの田口淳之介(26)が4日、都内で舞台『NO WORDS, NO TIME 〜空に落ちた涙〜』の製作発表を女優の花總まり、振付家・ダンサーの黒田育世、演出家のG2と行った。

 製作発表に続いて奥ゆかしく行われた囲み会見。元気な後輩に東山は「田口は事務所の中で踊りが上手いと聞いていたので。自然な流れなのかな。背もありますし、いい男ですし、期待持てそうだな」とニヤリ。「ものすごい明るいですね。ネタ(“入口、出口、田口”)も一個持ってるし羨ましい。いま話を聞いたら関ジャニの横山が考えてくれたというで事務所内の面白話をひとつ聞けたなと」と満足気に語った。

東山紀之、故・森光子さんへ「森さんがね、ひょこっと帰ってくるような気がして…」
『NO WORDS, NO TIME 〜空に落ちた涙〜』製作発表会見

 一方、田口は「僕がジャニーズ事務所に入ったのが1999年なんですよ。その時に最初に観させていただたのが『PLAYZONE Goodbye&Hello』で、そこで東山さんの踊りを観てすごく衝撃を受けました」と感激。「KAT-TUN結成後にコンサートのソロコーナーでは少年隊さんの『情熱の一夜』、東山さんの『狂いかけた歯車』を。『狂いかけた歯車』に関しては僕がビデオを観て完コピしてそれをやっていて。自分の中ですごくおっきい存在の東山さんとこんな形で共演できるなんて夢にも思ってなかったです」と身震いするように語った。

 そんな憧れの先輩との初稽古はというと「東山さんはすごく丹念に反復して練習をやられるんですよ。自分自身それですごくいろんな発見があったりとか、とても勉強になる稽古です」とニッコリ。報道陣から「骨の音が鳴るのはなぜ?」と会見中に話題となったことを聞かれると「関節が悪いんですよね、多分」と照れ笑いだった。ともにダンスの上手さで知られるが、東山は「黒田さん結構厳しいんですけど、すごく丁寧にやってくれる。これが終わったらきっとウチの事務所では一番上手くなっているんじゃないですかね」と期待を寄せた。

 東山といえば、昨年11月に長女が誕生し、現在妻の木村佳乃(36)が第2子を妊娠中。「お父さんになっても変わりなく?」と聞かれると東山は「変わりないです。(子育ては)楽しいことのひとつでありますね。立ち始めたので、非常に嬉しい日々ですね」と頬をゆるめながら「人間の本質にあるんでしょうね、別に教えたわけじゃないんですけど、リズムに合わせて動き始めるのでとても面白いです。手拍子すると一緒に手拍子します。不思議な経験をまさに体験しているところですね」と目を細めた。

 家族には「がんばっている姿をみせるというのが一番だと思っているので、鈍らないように姿勢を見せていきたい」と語り、子供の将来については「何も考えてないです。いい子に育ってくれたらいいです」育児のサポートについても「それが努めでもあるのでがんばっているところです」としっかりとした口調で話した。

 そして東山は先月亡くなった森光子さんについて「森さんがね、ひょこっと帰ってくるような気がしてね、まだ」としんみり。「信じられない部分があるんですけど、僕の中では元気な森さんしか頭の中にないのでそれを大事にいきたいなと思いましたね」としめやかに語った。

 「森さんはね、自分の視野に入った人たち全員が喜んでで欲しいという精神を持っていたので、僕らもそうしていきたいと思ってます」と振り返る東山。残念ながら通夜には間に合わなかったということだったが「(お顔は)見られなかったですけど、一緒にいた時間が結構ありますし感じたこともいっぱいあるので、それを大事にするというのが僕の役目だと思います」と噛み締めていた。

 森さんとは公私ともに親交が深った東山だが、舞台での思い出を聞かれると「僕らって結構『命を賭けます』『(命を)削ります』とか使ったりするんですけど、実際にそれを見せてくれたのは森さんしかいなかった。それを説得力を持って出してくれたのは、僕の中では一番は森さんだな」としみじみと語り、「最初の出会いが、僕の踊りが好きですという言葉から始まったので。この分野は僕も大事にしないといけない」と天国の森さんに誓った。

 『NO WORDS, NO TIME 〜空に落ちた涙〜』は2013年1月18日〜2月5日まで東京グローブ座で。2月8日から12日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで公演。

東山紀之、故・森光子さんへ「森さんがね、ひょこっと帰ってくるような気がして…」
G2
東山紀之、故・森光子さんへ「森さんがね、ひょこっと帰ってくるような気がして…」
花總まり
東山紀之、故・森光子さんへ「森さんがね、ひょこっと帰ってくるような気がして…」
黒田育世
広告