若手俳優集団D-BOYSの瀬戸康史（24）、柳下大（24）、元メンバーの遠藤雄弥（25）が25日、都内で『D×TOWN DVD EDITION BOX2』（ポニーキャニオン）発売記念イベントを行った。
D-BOYSと気鋭の映画監督がタッグを組み、街をテーマにテレビ東京系で放送されたドラマ『D×TOWN』のDVD BOX第2弾は瀬戸と塩田明彦監督による『スパイ特区』、遠藤と三島有紀子監督による『心の音（ココノネ）』、柳下と佐々部清監督による『痕跡や』の3作品を収録。テレビ放送時にカットされた未放送シーンや、30分を超える特定映像、さらにはブックレットと豪華特典が満載！
爽やかな笑顔でステージに登場した3人。報道陣から次はどんな役を演じたいかと聞かれると、柳下は「函館でキレイな夜景に恋人を連れて観に行くラストの作品がやりたい。童貞ボーイ、彼女いない歴24年のような」と具体的な答え。報道陣から希望する恋人役を聞かれると「長澤まさみさん！」と決断的な早さで即答し、瀬戸からは「それはお前が好きなだけだろ」とツッコまれ笑いを誘った。柳下の回答に乗っかり、遠藤も「屋久島を舞台に『もののけ姫』の実写版でアシタカを演じたい。サン役には長澤まさみさん」と語り、瀬戸も「長澤まさみさんと兄弟の役で共演したい」とそれぞれラブコールを送った。
神奈川・横浜みなとみらいを舞台にした『スパイ特区』でスパイの役を演じた瀬戸は「スパイの話で、主婦や学生などいろんな人がスパイとして生きていくという世界。不思議な世界ですがすごくリアリティのある作品に仕上がったと思います」と自信を見せた。長野・昼神の美しい自然の中で撮影された『心の音』の遠藤は「純愛もので生きるとは、愛とは何かをテーマにしたとてもきれいな作品」と感慨深く語った。神奈川・横浜黄金町を舞台にある男を探す物語『痕跡や』に挑んだ柳下は「本当の自分を探しにいく物語。自分も見つめ直すきっかけになったりするのでは」と話した。
撮影中のエピソードを聞かれると瀬戸は「塩田さんの作品を見ていて、すごく寡黙で物静かな方だと思っていたら、いざ会ってみるとすごく柔らかい方でした。僕は晴れ男なんですけど、塩田さんは雨男で、ロケはいつも雨でした」と笑いながら「みなとみらいは柳下と19歳ぐらいの時に温泉にいったり遊びに行ったことがあったんですけど、いざ撮影してみると近代的な建物からレトロな建物まであって不思議な光景。自分がだんだんわからなくなる」とロケーションの選び方に感心した様子。「スパイって『007』のああいうダンディな印象があったけど、世の中の誰もがスパイという世界。銃撃戦も初めてでした」と振り返った。
2週間にわたり長野県でロケに臨んだ遠藤は「女性の監督の作品は2回目だったんですけど、三島監督は母親というよりオヤジ。絵もすごくこだわって、毎日睡眠時間が2時間とかだったんですけど元気に現場を引っ張ってもらって、頭が上がりませんでした。体力面では負けました」と苦笑い。温泉が有名という現場では「24時間開いている温泉があり、毎日クタクタになりながら温泉が楽しみでした。すごく癒されました」と微笑した。また、緑の多い自然に囲まれ「空気も澄んでいたし、2週間いて東京に帰るのが怖かった。マキ割りをするシーンは手にマメができるぐらい練習したので観てもらえれば」とアピールした。
ネットカフェを渡り歩きながら貯金を持ち逃げされた男を探す役を演じた柳下は「佐々部監督は『このシーンの意味はこうなんだよ』といちから丁寧に教えてもらってとても勉強になりました」としみじみ。自身も神奈川の高校へ通っていたということで「黄金町という名前は知っていて、その時はまだ近寄りがたい風俗街のイメージでした。実際に行ってみると、今は若い人たちのアトリエになっていたり新鮮なエネルギーがあっていいなと思いました」と語り、「共演の長渕文音さんや井上順さんと共演できて本当に幸せ。見ているだけでも勉強になった」と語った。
『D×TOWN DVD EDITION BOX2』は好評発売中。
