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2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表

2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
アニー役を射止めた吉岡さん(左)と石川さん

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』の2013年公演のオーディションが19日、東京・麹町の日本テレビ麹町ビル内で行われた。小学6年生の吉岡花絵さん(11)、同じく石川鈴菜さん(11)が主人公のアニー役に合格した。

 1986年の初演以来、来年の公演で28回目を迎えた『アニー』。毎年恒例となったこの時期、約9000人の応募者の中から、主役・アニー役の2人を含む28人の子供キャストが決定する。3日間に渡る最終オーディションの結果が発表されるとあって、子どもたちばかりかお母さんたちも、祈るような思いで、その発表の瞬間を待った。

 午後5時、日本テレビ麹町ビル内のリハーサル室、最終合格者発表の瞬間を、ある子はうつむいた顔の前で手をガッチリと組んでお祈りをしながら、ある子は、すでに感極まって何度も何度もハンカチで涙を拭いながら、今か今かと、その瞬間を待っていた。

 お母さん、子どもたち、審査員、報道陣、関係者など200名近い人がいるにも関わらず、シーンと静まり返るリハーサル室に、「ストリートチルドレン」役、「タップキッズ」役と、合格した子供たちの名前が、次々と淡々に読み上げられていく。

2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表

 自分の名前が読み上げられると、元気よく「はい!」といって、すっくとたちあがるが、すぐに涙で顔をくしゃくしゃにする子、合格した隣の子どうしで手を叩き合ったり、抱き合ったりして、喜びを爆発させる子など様々。

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娘の合格に泣き崩れる親御さん

 我が子の合否を見届ける親御さんも、子供さんが名前を呼ばれると、その場に泣き崩れて嗚咽するお母さんもいらっしゃった。

 そして、いよいよ、アニー役2名の発表。

 最初に名前を呼ばれた石川鈴菜ちゃんは、その瞬間、喜びいっぱいの表情で立ち上がったが、次の瞬間、顔を覆って号泣。そして残りひとりの発表者として、名前を呼ばれたのが、石川さんの合格をすぐ隣りで喜んで拍手していた吉岡花絵さん。元気に立ち上がって笑顔も、すぐに顔を両手で覆い、2人で抱き合って涙を流した。

 最後に全員で、『トゥモロー』を大声で歌い。発表会が終了すると、落選したと悔し涙を流す子と、合格したと嬉し泣きする子とのすすり泣きや号泣が、リハーサル室を包んでいく。その悲喜こもごものシーンに、もらい泣きする報道陣までいるほど…。

 念願のアニー役として名前が呼ばれた時の瞬間を、「夢みたいで信じられなかった」と、振り返った2人。

2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
吉岡花絵さん

 6回目の挑戦となった吉岡さんは、これまで書類審査、課題曲、自由曲、最終審査、最終審査と落選続きだっただけに、「『アニー』の舞台に立つことが夢だった私が主役のアニーになれるなんて信じられないです。練習して本番に向けて頑張りたいです」と、夢見心地ながら意欲十分で語った。

 5回目の挑戦となった石川さんは、小学校2年生の時から受けて、書類、一次審査、二次審査(自由曲)、3日目の『Tomorrow』『Maybe』で落ちてきただけに、「6歳の時から『アニー』の舞台に出たくて、6年間、アニーのために歌やダンス、演技のレッスンをしてきて、アニーに慣れたのですごく嬉しいです。明るく元気なアニーを、しっかり最後までやり遂げたい」と、目を輝かせた。

 好きなシーンは、2人ともアニーがウォーバックさん(大富豪で後にアニーの養父となる)のお家に行ってうれしい気持ちを歌う『ここが好きになりそう』のシーンだそうで、楽しみなことも2人共通で、「サンディ稽古が楽しみです」と、声を揃えた。

 最後に豊富として、吉岡さんは、「私はミュージカルが大好きなので、アニーの舞台を観に来てくれた方たちがみんなハッピーになって、ミュージカルを大好きになって帰ってもらえるように、元気なアニーになりたいです」と、声を弾ませながら語った。

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石川鈴菜さん

 石川さんは、「夢みたいです。明るく、元気で、優しくて、強いアニーを演じて、たくさんの人を感動させたい」と、しっかりした口調で、熱い思いを語った。

 そして、2012年の『アニー』で主役を務めた松田亜美さん、菊池愛さんの2人からバトンタッチの意味も込めて花束を手渡されると、満面の笑顔を弾けさせた。

 世界大恐慌後の1993年のニューヨークを舞台に、孤児院で暮らしながら両親を捜し続ける11歳の少女・アニーの物語。

 12月24日(土)と25日(日)に東京・『こどもの城 青山劇場』で行われる『アニークリスマスコンサート2011』で、初お披露目される。

 東京公演は2013年4月20日~5月6日まで、こどもの城・青山劇場でおこなわれる。

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2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
名前が呼ばれて喜ぶ石川鈴菜さん
2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
感激に顔を覆う石川鈴菜さん


2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
最後に名前を呼ばれて感激の吉岡花絵さん
2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
涙が止まらない石川さん(左)と吉岡さん(右)


2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
抱き合って喜ぶ2人
2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
涙を浮かべながら発表を待つ受験者たち


2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
名前が呼ばれ感涙にむせぶ合格者
2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
喜びをわかちあう合格者たち


2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
笑顔で受賞を喜ぶ合格者
2013年アニー役は吉岡花絵さん、石川鈴菜さん!悔し涙と嬉し泣きが交錯する結果発表
最後は全員で『Tomorrow』を歌う
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