歌手・和田アキ子（62）が17日、自身がパーソナリティを務める生放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』（ニッポン放送、土曜・午前11時～）で、かねてから親交のあった森光子さん（享年92）への思いを語った。
和田は40年来の付き合いで「もりっち」とあだなで呼ぶほどの親交があり、手料理を振る舞ったり、過去に森さんが同番組に3度出演したこともあった。これまでお悔やみのコメントを求められていたがすべて断っていたという和田は、「何をどうしゃべれば供養になるというか…反対を言うと、しゃべれないことばかりなんですよ」という。
番組では09年4月に森さんが出演した放送がオンエアされると、和田は「胸が痛い。泣けちゃうよね。このあとくらいから具合が悪くなったんですよね」と、寂しげ。
さらにこの09年は森さんを代表する舞台『放浪記』の公演2000回を迎えた年だが、和田の自宅を尋ねてきたという森さんは、公演を続けていくか、相談をもちかけ、4時間にわたって話し合ったそうで、「今まで通りの舞台をお客さんにお見せしたいという思いと、体がいうことを聞かないというはざまで悩んでいたんだと思う」と、当時を振り返った。
また、お見舞いにはいかなかったという和田。「お見舞いに行かないのが一番の見舞いだと思っていた」と、復帰を信じてのものだった。最後は「しんみりずっといっちゃうのかなと思ったんですけど…自分の中での供養ができました」と、思いを明かしていた。
