NEWSの小山慶一郎（28）が5日、東京・新宿の東京グローブ座で座長を務める主演舞台『ハロー、グッドバイ』のプレスコールを行った。
同作は肉が大好きだった小説家の通夜を舞台にしたドタバタ劇。通夜ぶるまいの焼肉の対応に追われるセレモニー会場、すっとんきょうな母、バツイチの彼女に復縁を迫る元夫、突然訪れる謎の母子…訳ありの参列者たちに翻弄される息子の結末は果たして？
嵐のようなドタバタ劇で小説家の息子を演じた小山は、田中美保（29）、秋本奈緒美（49）と共に報道陣の前に。大勢のカメラに囲まれ「お通夜のお話って聞いていたので、しんみりとしたお芝居になるのかなと思ったら、いざ稽古に入ってみたらドタバタのコメディでビックリしました」と爽やかに語った。
亡くなった小説家の未亡人で小山の母を演じた秋本は「まだまだこんなもんじゃないです。大変ですよ、息子（小山）が振り回されちゃって」と楽しそうに語ると、“息子”は「後半すごいことになってますからね。大女優がよく引き受けてくれたと思います」と苦笑しきり。
酸素ボンベも準備しているという小山は「（動きが激しくて）ギリギリのことがあるんですよ」とめまぐるしい展開について語り、ポスターにも描かれている肉にちなみ「みんなで焼肉とかも？」と聞かれると「そういえば焼肉は行ってないですね。僕はお肉が嫌いな役なので、千秋楽が終わったら座長として振舞いたいな」と“打ち上げ焼肉”に思いを馳せた。
そんな座長に秋本は「よくできた“息子”だから、稽古場からみんなを引っ張っていってくれる。もうちょっとホワンとしてるのかなと思ってたけど、しっかりしたいい“息子”です」とニッコリ。一方、小山の恋人役でバツイチの女性を演じた田中は「お芝居自体あまりやったことないのでドキドキしたんですけど、稽古場入って小山くんも秋本さんも気さくな感じでよかった。全部勉強になりました」と語った。
NEWSのメンバーも舞台を観に駆けつける予定ということで「グループはみんな観に来てくれるといってるんですけど、今ドラマふたりやってるし、手越はサッカーのことやってるし、4人になってみんな忙しくなってよかった」と感慨深い小山。「この2年で変わったことは『news every.』（日本テレビ系）でキャスターもやらせてもらって、滑舌だったり、言葉を伝えることは成長できたのでよかったな。『every.』のみなさんも観にくれるっていうので、ダメ出しされないように気をつけてます」とはにかんだ。
そんな小山は「一番真面目なんですよ」（秋本）と稽古にも人一倍熱を入れているという。「発声練習やトランペットのマウスの部分だけ使って腹式呼吸を鍛えたり、声帯を温めて声が響くようにしてます」と舞台裏を明かしながら、「ベンチプレスを持ち込みまして、練習前にみんなでやってます。演出家の竹重洋平さんも筋肉がすごいんですよ。グローブ座にも筋トレルームを作ってもらってやってます。終わる頃には結構つくんじゃないかな、増田に負けないようにだいぶ頑張ってます」と笑いながら語った。
最後に小山は初日を迎えるにあたり「どういうリアクションが返ってくるのかというのが初日の醍醐味。みなさんには衝撃があると思うのでぜひ。裏切られる気持ちできてください、裏切りますので」と意気込みを語った。
『ハロー、グッドバイ』の東京公演は11月5〜25日まで東京グローブ座で。大阪公演は11月30日から12月3日まで森ノ宮ピロティホールで上演される。
