コメディアンでもある俳優・竹中直人（55）が19日、都内で3Dアニメーション映画『長ぐつをはいたネコ』（監督：クリス・ミラー／配給：パラマウント・ピクチャーズ・ジャパン）公開アテレコ収録で自慢のボイスを披露。タレントの勝俣州和（46）ともに、スタジオを笑いの渦に巻き込んだ。
同作品は、『シュレック３』（監督：クリス・ミラー／配給：アスミック・エース、松竹）で、圧倒的な人気を博した“長ぐつをはいたネコ”ことプス（竹中）を主人公にした冒険ファンタシー。作中では彼の過去も明かされるなど、プスの魅力が満載となっている。
前作品から引き続き、プス役を務めることとなった竹中は、作中の衣装を意識して自前のフリル付きのズボンとマント姿で登場し、「シュレックからやっていたので慣れていた。今回、しゃべる時間が多かったので、楽しい時間を過ごせた」。声優初挑戦という勝俣はプスの相棒で卵のキャラクターハンプティ・ダンプティを演じるが、この勝俣の演技に竹中は、「ハンプティ・ダンプティは可愛かった。勝俣君はすばらしくて、キャラクターになってた」と、ベタ褒め。
作中に登場するハンプティ・ダンプティの衣装が短パンということで、“短パンが似合うタレント”と、いう理由から声優に抜てきされた、勝俣。スタッフが作ったという繊細な刺繍の短パン姿で「キャラクターにはまるか不安だった」と、胸の内を吐露し、「でも、やってみたらまんま小学校のときの僕でした」と、ホッとしているよう。
また、“褒めてのびるタイプ”だという勝俣だったが、さすがに先輩の竹中から褒められたことには「汗かきますね」と、恐縮し「（完成した）作品を見るのが楽しみです。竹中さんが最後の味付けをしてくれると思っていたので、安心してハチャメチャできました」と、先輩の顔を立てた。
アテレコの合間には竹中が「勝俣くん、子供はいくつになったの？」と、私生活の話が垣間みえたり、勝俣の「20回も録り直した」と、いう収録の暴露話も出たりするなど、終始和やかなムード。
段々と気分が乗ってきたのか、竹中は「収録中には海パンとランニングだったんだ！」と、冗談話がエスカレートし、すかさず勝俣も「僕はふんどし一丁にオイル塗ってましたから。（役が）卵だったから！」と、切り返しをするなど、飛び交う会話はハチャメチャに。「日本一ふざけた46歳と55歳ですから」と、はしゃぐ二人を取材陣は止めることはできなかった。
また、本作品の応援隊として『♪長靴隊 ダンスユニット』が結成され、隊長には、フィギュアスケートをしていることから、本田望結（7）が任命されたとスペシャル発表が。「共演できるのは嬉しいですね。（披露までには）踊りは完璧にしたいです」と、勝俣。「2週間みっちり特訓しよう！1日5時間ぐらい練習するんだ」と、冗談を言い続ける竹中に「彼女の邪魔にならないようにします」と、勝俣が付け加えた。
映画『長ぐつをはいたネコ』は3月17日ロードショー！
