NO IMAGE

内柴正人被告 事件直後ほかの部員とも関係!被害者には5万円渡す

 コーチを務めていた九州看護福祉大の女子柔道部員(当時18歳)に乱暴したとして、準強姦(ごうかん)罪で起訴されたアテネ、北京五輪の柔道66キロ級金メダリスト・内柴正人被告(34)の第2回公判が2日、東京地裁(鬼沢友直裁判長)で開かれた。

 10月に非公開で行われていた証人尋問の要旨が読み上げられ、事件のあとに内柴被告が別の女子部員の部屋を訪れ、性的関係を持っていたことが明らかになった。

 3日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、要旨によると、内柴被告と関係を持った別の女子部員は、東京都八王子市のホテルの自室で就寝していたところ内柴被告が入室し、「先生と教え子の関係なので、性的な関係になる心配は特にせず自分が先に寝た」と供述。

その後、女子部員は「被告に性器を挿入されていることに伴う下半身の違和感」で目を覚ましたといい、顔にはシーツのような布がかぶせられていたという。驚いたが「抵抗したり嫌がったりしたら、今までのように指導してもらえないのでは」との気持ちから強く拒むことなく、そのまま被告と性行為を続けたという。

 女子部員は両親の勧めで警察に被害届を提出したが、「(今後の自分の)柔道に影響するだろうし、普通の生活がしたい。話すのもつらかったので取り下げた」と明かしたという。

 また、被害者の調書によると、被害者が「何で生徒に手を出すの?」と説いただすと内柴被告は、「行為のあるやつにやっちゃいけねーのかな」と悪びれた様子はなかったといい、「お前、犯されたんじゃねーよな?」と行為が合意だったことを認めさせようとしたという。

 事件当日の昼、ファミリーレストランで内柴被告と被害者が話し合い、合意があったことを強く否定すると内柴被告は謝罪したといい、「俺も悪いから返さなくていい」として5万円を渡してきたそうで、被害者が責めると「俺が悪いから」と話したという。

 次回公判は26日に開かれる。

広告