人気アイドルグループ『AKB48』の“たなみん”田名部生来（19、チームK）が26日、都内で『マジンガー THE MOVIE Blu-ray』と『マジンカイザー Blu-ray Box』発売を記念した暗黒大将軍ナイトに西沢信孝監督（72）、むらた雅彦監督とともに登場した。
1974年に放送された西沢監督の映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』と03年むらた監督の映画『マジンカイザー 死闘！暗黒大将軍』の新旧暗黒大将軍の映画を楽しむイベント。コスプレ好きのたなみんが19歳の視点で両監督に質問を投げかける若者代表として出演となった。
マジンガーZのヒロイン・弓さやかのキュートなコスプレで登場したたなみん。「オーダーメイドで衣装を作ってもらって、参加させて頂いたので、テンションが上がってます」と、ニッコニコ。
マジンガーとのつながりについては、父親がファンで家に超合金のおもちゃがあったことがきっかけだったそうで、「作品もビデオで見せて頂きました」と、下準備もバッチリ。西沢監督への質問も「マジンガーZがボロボロになるシーンがありますけど、あれだけ強かったのに何でですか？」と、素朴ながらもしっかりとした質問を寄せ、西沢監督が、「単なるグレートマジンガーの交代劇にしたくなかった。負けて退場してもらった」と聞くと、納得してうなずく。
質問は続き、「グレートマジンガーが出た時にマジンガーが倒せなかった一番強かった戦闘獣を軽く倒しているのは？」という突っ込んだ質問をすると、西沢監督が「マジンガーZが弱すぎたんです」と、意外とシンプルな真実に会場・たなみんともに「えー！」と爆笑しつつ驚きの表情を見せていた。
ほかにも、脚本時点であった兜甲児と弓さやかのキスシーンを西沢監督がその後の展開のためにカットした話などを聞いたたなみんは、「マジンガーZって熱血ロボットアニメなのでそれでは、ラブコメになってしまうと思うんです。そこは割愛して正解だと思いますね」と、少し深い考察を披露した。
19歳のたなみんから観ての、マジンガーについて「最初はロボット主体で観てた。でも、最近キャラクターを見るようになって、凄い人間ドラマだと思うようになりました。日曜日の朝にやっていたら、いま若い人でも観ると思います」と、率直な感想を寄せることとなった。
