女優・相武紗季(27)が24日、都内で行われた米映画『リンカーン/秘密の書』(監督:ティムール・ベクマンベトフ/配給:20世紀フォックス映画)公開記念イベントに元プロレスラーで、『IGF』総帥のアントニオ猪木(69)とともに出席した。
いまもなお人気が高い第16代合衆国大統領エイブラハム・リンカーンの秘密の日記を描いた作品。そこには少年時代から闇と戦い続けたヴァンパイア・ハンターとしての正体が書かれており、『アリス・イン・ワンダーランド』などで世界中を魅了したティム・バートンが製作を務め、『ウォンテッド』のベクマンベトフ監督の強力タッグが究極の映像を作り上げている。
まず、トレードマークのストールをいつもの赤ではなく、星条旗でバッチリ決めた猪木がリンカーンに扮し、斧を持って登場。「元気ですかーっ!?」と、おなじみの挨拶で観客のテンションを上げ、斧を武器に戦う劇中のリンカーンにちなみ、「俺も斧の使い手。ブラジル時代は薪割りで斧を使った」と、少年時代を懐かしんだ。猪木もかつてはレスラー、政治家と2つの顔を持っていただけに、「当時は世の中が乱れていて、腕っつぷしも強くないと市民から推してもらえなかった。昔、レスラーだったという話も聞いている。ちゃんと写真もあるみたいですね」と、リンカーンとの共通点について語った。
そして、日本語吹き替え版でリンカーン大統領夫人・メアリー役を演じた相武が、19世紀当時の華やかな衣装で登場！ バラク・オバマ米大統領夫人のミシェル・オバマも愛用しているローリーロドキンのジュエリーも身につけ、「豪華なジュエリーをつけられて光栄。オバマ夫人も愛用されているということで、こんなことなかなかないので、夢のよう。実際に重いし、気持ち的にも重い(笑)」と、総額1000万円のジュエリーに恐縮していた。
ファーストレディーに扮した相武を見て、猪木も「かっこいいですね～」とほれぼれ。映画を観た感想を聞かれると、「斧を使った迫力というか、夜の顔という部分では、戦いに生きた人。そんな感じです。オーノー！」と、アントンジョークが炸裂！ 相武は「昼は大統領、夜はハンターとして二面性を持つミステリアスさに興味を持ちました。秘密を持ちながらも、信念を貫いて生きていく姿がとてもかっこいい」と、リンカーンの魅力についてコメントした。
また、150年前に48枚だけ発行されたという本物の奴隷解放宣言の文書もお披露目され、猪木が奴隷解放宣言。さらに悩みを持つ一般男性3人に対し、猪木が“人類解放ビンタ”を注入し、場内を沸かせた。
きょうの猪木の働きぶりを『宣伝大統領』か『宣伝村長』どちらか判定を迫られた相武だったが、迷わず『宣伝大統領』の札を上げる。これに猪木は「本当は裏側(宣伝村長)だったんじゃないの？ もっと俺をソンチョウしろっつって」と、村長と尊重をかけたアントンジョークで観客を笑わせ、今回は恒例の「1、2、3、ダー！」ではなく、「1、2、3、リンカーン！」で締めた。
イベント終了後の囲みでもレポーターに対し、ビンタを見舞う猪木を横目に、相武は「迫力ありますね！ 私自身気合入りました」と押されっぱなし。報道陣に闘魂注入をあおられるも、「本当に申し訳ないけど、きょうは撮影を控えているので、辞退させていただきます。また機会があれば、次回お願いします」と、やんわりと断った。
同映画にちなみ、「昼は女優だが、夜の顔は？」と聞かれた相武は、「変わらないですね。夜も女優やってます」と返答。「ステキな男性がいたら狩りたい？ 狩られたい？」の問いかけには、「どっちもいいと思います」と答えた。
先日、『TOKIO』の長瀬智也(33)と破局報道があった相武だが、「お嫁さんになる予定は？」という質問には、「一生に一度はなりたいと思ってます。予定はないですね。なかなか」とコメント。「だいぶ先？」と自身の名前にひっかけた問いかけにも、「本当によく言われるんですけど、だいぶ先です」と、苦笑いしながら答えた。
11月1日、TOHOシネマズ日劇他全国TOHOシネマズにてロードショー！
