俳優・大泉洋（38）が17日、都内で映画『しあわせのパン』（監督・脚本：三島有紀子／配給：アスミック・エース）“おもてなし”プレミアム試写会に、女優・原田知世（44）と三島監督（42）とともに登壇した。
北海道・洞爺湖のほとりの小さな町・月浦が舞台。宿泊設備を備えたパンカフェ『マーニ』を営む夫婦（大泉、原田）と、店を訪れる口をきかない少女とその父親、思い出の地を再訪した老夫婦など、さまざまな人物を通して、幸せとは何かを描き出す。
大泉と原田は試写会前に、作中に出てくるようなエプロン姿で来場者をもてなすことに。ただし、ドアの死角に立ってしまったため、「“おもてなし”はドッキリに終わってしまいましたね。あんなに見事な二度見は初めて見ました」と、柔らかくほほ笑んだ原田。そんな柔らかい雰囲気を引き立てるオーガニック風な素材の衣装の原田を、三島監督は、「原田さんは夜空に輝く月のよう。りえさん（役）にはぴったりだった」と、感嘆。原田の衣装と対になるような雰囲気の衣装の大泉にも、「大泉さんは非常に細やかで繊細」と、評価した。
イベント中、三島監督は使用してないシーンがあると明かし、「キッチンで手を添えるシーンがあったと思うんですけど、使用していません。身体的接触で2人の距離をぐっと縮めたかったんです」と、演出意図を。それに、大泉は「使ってないんですか！ありがとうございます。僕から触るわけにはいきませんからね」と、ニタニタ。
撮影期間中には大泉と原田の距離が縮まったこともあり、大泉へ「“素敵な夫婦”になる秘訣は？」と、MCから質問が。「本当にこの2人が理想的かというと、実は、いろんなもの抱えてますから。自分の奥さんが寂しい表情を見せたら寂しいし…」と、真面目にコメントする一幕も。
イベントには口をきかない少女・未久役で共演した人気子役・八木優希（11）がサプライズゲストとして登場。映画の大ヒットを祈願した“祈願パン”を運びながら登場した八木は、緊張からかほお、を赤くして「お集まりいただいてありがとうございます」と、初々しさも。また「今までいろんなものが欲しかったんですけど、この映画を観たらそんなに欲しくなくなった」と、大人顔負けの感想を残した。
そんな八木に「すばらしい！」と、絶賛した大泉。「きのう、冷蔵庫がもう一個欲しいと思っていたけどやめます！嫁が“野菜が入んねぇ”って、“あんたの日本酒で”とかいわれて…じゃあ、買えばいいのかみたいな話をしたんです」と、2009年に結婚したプロデューサー・中島久美子（42）と、私生活をポロリ。
また、今回“ツイレポーター”として、来場者の内20人がイベントの模様をいち早くツイート。携帯をいじる来場者に大泉は「携帯置きなさい！」と、イジルるなど、会場では終始笑い声が絶えず、大泉がしゃべるだけで、クスクスとふくみ笑いも漏れたほどだった。
同作品は、21日より北海道で先行ロードショー。全国ロードショーは28日より！
