女優・栗山千明（28）が11日、都内で映画『エクスペンダブルズ2』（監督：サイモン・ウエスト／配給：松竹・ポニーキャニオン）日本語最強吹替版完成披露試写会イベントに声優を務めたささきいさお（70）、玄田哲章（64）とともに登場した。
シルベスター・スタローン（ささき）、ジェット・リーらが画面狭しと大暴れした傭兵軍団がさらにパワーアップして帰ってきた。アーノルド・シュワルツェネッガー（玄田）が前面に出てくることとなり、ブルース・ウィリスらを加え、亡くなった仲間のリベンジのために立ち上がる。栗山はメンバー紅一点のユー・ナン演じるマギーの声を担当する。
紅いパンツドレス姿で登場した栗山。「初めて（実写で）声優を担当させていただいた記念すべき作品です。マギーを演じさせて頂けて嬉しいです」と、笑みを見せる。観客を前にキャラクターのセリフを読み上げることとなり、栗山は「最近声の調子が悪くて似てないかもしれませんが」といいつつも、ささきと、臨場感たっぷりの掛け合いを見せ圧倒することに。観客もうならせる演技をしたが、「緊張しました」「私自身やったことは忘れてください」と、恥ずかしげだった。
イベントでは、昨日10日に誕生日を迎えた栗山のためにケーキが用意され、アーミーナイフ型のケーキナイフで入刀するという珍しいものとなり、「初めてケーキ入刀しました。なかなか機会がないのでドキドキしました」と、ナイフを片手に笑みを見せる一幕もあった。
その後、開かれた囲み会見では、観客を前に声で演技をしたことに、「恥ずかしいですね。舞台だったりと違う雰囲気で照れくさいと言いますか、吹き替え自体も結構前だったので思い出しつつやりました」と、はにかむ。アフレコは、ほかの声優が声を入れる前の1人の状態だったそうで、「これでいいのかなというのがあって…」というと、玄田が「違和感なかったですよ」といい、ささきも、「向こうの人の感じに近かった」と、高評価を見せ、「よかった！」と胸をなでおろすことも。
次にアテレコをするならと尋ねられた栗山は、「アクションはできません」と、謙遜しつつも、「みなさんカッコイイアクションをされているのでその中に自分が交じっているというのは…。日本語でよければ参加したいなと思います」と、希望を挙げる。そこで報道陣が、「アクションよりラブシーン？」と尋ねると、栗山は「最近女性っぽく扱われなくて、おじさんっぽく扱われがちなんで」と、嘆きつつ、「私生活は結構おじさんっぽいと言われるのは分かりますけど役ではいろんな経験をしたい」と、意欲を見せていた。
さらに、10日の誕生日については、「いま舞台中でメンバーに祝っていただいて、夜は1人で焼き鳥屋で飲んでました。28だけど、今まで何してきたっけなと思いながら飲みました」と明かすと、ささきも「おじさんっぽいな」と、感想を漏らすことに。
1人しみじみと酒を飲む中で栗山は、「自分の女らしいところを自分で発見していこうと思いました。でも、誕生日を迎えれば迎えるほど見えなくなってきて…」と、弱音を吐くと、ささきが「恋をたくさんすることだね」とアドバイス。これに栗山も「します！」と、元気にうなずき、結婚について、「人生で1回はしたいですね。でも、私は人が思っているほど大人じゃないんで、まずは自立して大人な女性になれれば」と、語っていた。
映画『エクスペンダブルズ2』は10月20日より全国公開！
