俳優・高嶋政宏(46)が10日、都内・タワーレコード渋谷店で行われた米ロックバンド『KISS』の新アルバム『モンスター~地獄の獣神』リリース記念イベントに、『KISS』さながらの白塗りメイクで登場した。
来年のNHK大河ドラマ『八重の桜』出演も決定し、舞台『エリザベート』を終え、大阪から帰京したばかりという多忙な政宏が、『KISS』のジーン・ジモンズのギンギンメイクで現れると、報道陣も観客も驚がく! 8歳の頃から『KISS』の大ファンという政宏は、「きょうは嬉しくて。『エリザベート』っていう舞台をやってるときに(イベントの)資料をいただいて、即(決まり)ですよ!」と、2つ返事でこの仕事を快諾したことを明かした。
中学時代、文化祭で『KISS』をコピーし、ベースを弾いていたという政宏は、「ついに俺も、こういう仕事のオファーがくるまできたかと感動しました」と、感慨深げ。まだ小学生だった78年、日本武道館での来日公演を父親で俳優の高島忠夫(82)にせがんで、観に行ったという政宏は、「近くのトイレでみんなメイクしているのを見て、悔しい思いをしていたので、きょうで夢が叶いました。アリーナ席で、周りが女の子ばかりで、歓声で曲が聴こえないんですよ。ウチの父が耳にティッシュを詰めていた光景が忘れられません」と笑わせた。
本日10日発売の新アルバム『モンスター~地獄の獣神』についても、「もう3回ぐらい聴いた」とのことで、「知らない人がこれを聴いたら、『またいいバンドが出てきたじゃん!』っていうぐらい、いまの音なんですよ! いきなりハードなリフからスタートしていて、歌が始まると『KISS』なんです」と、大絶賛。
また、『KISS』のメンバーがハローキティの大ファンだったことがきっかけで、4年越しに『KISS』とキティのコラボ『KISS×HELLO KITTY』が実現! 『KISS』仕様のキティちゃんが登壇し、政宏にコラボグッズをプレゼント。これに大喜びの政宏はキティちゃんをハグし、ゴキゲンのテンションでレジに立ち接客を行い、フォトセッションに応じた。
Tシャツや靴、リストバンド、財布まで『KISS』で揃えた政宏は、「いままで総額300万円ぐらい使ってると思うけど、これはこれでシルビア(グラブ)も喜んでくれると思う」と、妻も喜んでくれることを明言。新アルバムにちなんで、報道陣から「高嶋さんにとってのモンスターは?」と聞かれ、「モンスターは自分自身ですかね。ネットショップで一心不乱に買っている自分の姿が恐ろしいなと」と、答えた。
弟で俳優の高嶋政伸(45)が、妻でモデルの美元(33)との離婚裁判が泥沼化していることについて質問が飛ぶと、スタッフが制止しようとしたが、政宏は「どうなんですかね~。心配は心配ですけど、ちょっとわかんないですね」とコメント。「最近、元気になられたみたいで」という問いかけには、「本当ですか!?」と声が明るくなり、弟思いの兄の顔をのぞかせる。
『KISS』にちなみ、「でも、キスの写真はまずいですよね」と、政伸と美元が別居前に撮ったといわれるキス写真がマスコミを通じて公開されていることを聞かれると、「それは僕、見てないですね」と返答。最近は、政伸とは連絡を取っていないとのことだが、「おまえも聴け!」と、『KISS』の新アルバムを勧めていた。
なおも「心配ですよね?」食い下がる報道陣に、政宏は「自分の弟がそうなったらどうします?」と言い放ち、会見場を後にした。