“ほっちゃん”こと声優で歌手の堀江由衣が7日、神奈川・パシフィコ横浜で行われた新作アクションRPG『ファイターズクラブ』(NHN JAPAN)のお披露目イベントに、梁田清之(47)、お笑い芸人・レイザーラモンHG(36)らとともに登壇した。
同ゲームは、同社が運営するインターネットゲームポータルサイト「ハンゲーム」上で提供予定の格闘アクションRPG。移動、攻撃の簡単な操作で、敵をなぎ倒す爽快感が誰でも味わえる。
白熱した駆け引きのPVP(対人戦)、強敵に挑むやりこみコンテンツはアクションゲーム上級者でも存分に楽しむことができる。キャラクターは万能ボクシングタイプ「スパイク」、スピード型女性キャラの「レミー」、パワー型レスラータイプの「ジャック」、剣術・木刀を使った「ジン」など、複数の中から選択が可能だ。
人気オンラインゲーム『エル・ソード』を開発したKOGが、「オンラインゲームで拳と拳をぶつけ合う格闘要素を入れていこう」と、7年かけて製作。アーケードゲームに負けない、本格的なオンラインアクションゲームが楽しめる。
ゲームキャラの「レミー」の声を担当したほっちゃんと「ジャック」の声を担当した梁田が登場すると、「ほっちゃ~ん」の声援があちこちから飛ぶ。その掛け声に、黄色と白のセーターにとブラウンの濃淡でチェック柄になったミニスカート姿のほっちゃんは、四方の声援に手を振った。
用意されたハイチェアに座ろうとするも、なかなか座れないほっちゃんに、観客は「え~」のリアクション。それに対して、「このイス苦手なんです」と言うと、梁田が背もたれの部分を抑える優しいサポート。
ジャンプするように椅子に座るほっちゃんに、司会者の1人である声優・荻原秀樹は、「そんな座り方初めて見た」といわれると、会場からも笑いが起きる。本人は、意外と涼しい顔。
今回のアテレコについて、ほっちゃんは、「格闘ゲームやるときの声は気合が大事。アクションの掛け声が多かったりするので、気合入れないと私が負ける」と、担当キャラと格闘するぐらいの真剣勝負だといい、「(汗かくので)自分がジメジメムシムシしてくる。湿度高く頑張りました」と、キャラっぽくない熱い部分を披露。
「ジャック」というキャラクターについて、梁田は、「あの体格で頭がいい。それが素晴らしい。哲学的思考を持ったパワーファイター。どっか陰があるところは、ちょっと俺に似てるかな」と言うと、同意の拍手が会場から起こる。
「レミー」というキャラクターについて、ほっちゃんは、「見た目はわりと金髪の女の子で、大人っぽい印象あったりするけど、じつは若い16歳。私のいっこ下ですが」と、サラリというと、「ヒュー、ヒュー」という声と笑いや拍手で反応するファンたち。
続けて、「若い女の子なんですけど、クールでカッコ良い目のキャラ。愛想ない感じで、ぶっきらぼうなんだけど、それは実は、恥ずかしいの裏返しという難しい性格のキャラでした。(見た目より)本当は悪い子じゃない。そこは私にソックリだな。ね?」と、梁田の方を向いて同意を求める。
司会者が、「2人が配役されるのはあたりまえ?」と振ると、ほっちゃんは、「そうだと思います」と、自信たっぷりにキッパリ言い切り、ファンからも笑いと拍手が起こることも。苦労したところを聞かれたほっちゃんは、「10代の女の子なんだけど、複雑な設定になっていて、闘いたくないんだけど闘わないといけない状況になった。その背景や難しい性格をキープしつつ、『ヤー』とか『ハー』とかやっている」と、リアルなキャラ作りが大変だったという。
司会者のひとりである“しーちゃん”こと井澤詩織も、このゲームで中国エリアに登場する「ミヨ」と「ミンミン」というキャラの声を担当。収録の日がほっちゃんと同じだったそうで、「駅からちょっとあるくスタジオで、土砂降りの中で大変でしたよね」と、話をふると、「えっ、そうだっけ??」と、天然ぶりも発揮。
そんな「格闘」とはかけ離れたゆる~いトークが続き、最後の締めの言葉を語っている途中で、ステージが急に暗転。
「停電?」と、ステージ上が騒ぐ中、敵キャラとしてレイザーラモンHGが立体ステージに登場。懐かしの「フォー」と腰振りながらの「セイセイセイ」と、お約束のあと、「やっつけろ」というと、舞台上に手下が大勢登場し、登壇者たちに襲いかかる。
絶体絶命の大ピンチに、実写版の「スパイク」、「レミー」、「ジャック」が登場し、派手なアクションシーンが展開。プロレスラーとしてもリングに上がるHGだが、ガタイのいいジャックと組み合うも、あえなくふっ飛ばされた。
HGは、「腰振ったり、フォーなしで、マジメに俳優しました」と、アクション俳優としてPVに出演。アクションを目の当たりにした梁田は、「実写になると迫力違いますね」と感心していたが、ほっちゃんは、「みなさん凄いな。撮影されるスタジオが高くて広いとこなんですね」と、撮影風景が流れたビデオの方に反応。天然っぷりに会場からも「そこ?」という意味を含んだ笑いに包まれると、「すいません変なところで」と、苦笑いをしながら、恐縮していた。
そして、この『ファイターズクラブ』にテーマ曲がつくそうで、この豪華メンツが発表!作詞が『ドーベルマン刑事』や『北斗の拳』の漫画原作者である武論尊。作曲が2011年にはアニメ『バーバパパ世界をまわる』でJASRAC賞国際賞を受賞した神尾憲一。歌唱が水木一郎という布陣。
このメンツを聞いた梁田は、「武論尊さん好きなんですよ。非の打ち所がない」と感動し、ほっちゃんも、「マジやばいっすよねぇ。マジやばい」と、キャラっぽくない感動の仕方で、会場は拍手と笑いが起きた。このPVは、11月17日より映画館で公開される『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のシネアド(映画館で本編が始まる前に流れる広告)で流れるという。
最後に、「全員でフォーを!」と司会者に促されると、HGは、「まずは、腰を振っていただいて」というと、ほっちゃんは、屈伸するような動きをする。それを見た司会者が、「堀江さんはまずいでしょう」と、キャラ的に注意が入る。HGは、「それでは、腰振りなしで」というと、全員で「フォー!」と、ポーズを決めた。
同ゲームは、10月7日午後4時30分より、クローズドベータテスト参加者募集を開始することを発表。11月2~5日までクローズドベータテストを実施。11月19日よりオープンベータテストを実施する。