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大滝秀治さん笑顔で穏やかに旅立つ…最後に赤塚不二夫の「これでいいのだ」を読書

 名バイプレーヤーで知られ、2日に肺扁平上皮がんのため亡くなった俳優・大滝秀治さん(享年87)の死の直前の様子などが5日、分かった。

 関係者によると、昨年末に体調不良を訴えたといい、今年2月に肺がんが見つかっていたという。手術や放射線治療をせず、抗がん剤治療が行われていたそう。亡くなる直前まで体調は安定し、今月1日も家族と一緒にシューマイを食べ、日本酒を飲むなど食欲もおう盛だったそうだ。最後に読んだのが赤塚不二夫さんのエッセー『これでいいのだ』だったそうで、大滝さんの家族は「まさに“これでいいのだ”と笑顔で穏やかに旅立ちました」という。

 6日付のサンケイスポーツ、デイリースポーツ、東京中日スポーツ、スポーツ報知、日刊スポーツ、スポーツニッポンが報じており、大滝さんは2日午後に体調が急変。妻と2人の娘が見守る中、大きく呼吸を3回した後、静かに息を引き取ったという。療養中も仕事のオファーは多く、年末から来年1月に撮影予定のテレビドラマの予定もあったそうで、家族は「医師には無理と言われていたが、自らを奮い立たせていた」と語っていたという。

 闘病生活では60キロあった体重が40キロまで落ちていたため、「人に見せられない」と葬儀を身内だけで行うよう遺言。葬儀はこの日、東京・落合斎場で親族ら約20人で済ませたという。

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