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金子哲雄さん通夜に森永卓郎氏ら800人参列…葬儀、礼状まで自身で手配

 難病の肺カルチノイドで2日に死去した流通ジャーナリスト・金子哲雄さん(享年41)の通夜が4日、東京・東麻布の心光院でしめやかに営まれた。

 生前に共演したお笑いコンビ『ホンジャマカ』の石塚英彦(50)、カンニング竹山(41)、モデル・冨永愛(30)、経済アナリスト・森永卓郎氏(55)、小沢一郎衆議院議員(70)ら800人が参列した。

 5日付のスポーツ報知、スポーツニッポン、日刊スポーツ、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ、デイリースポーツ各紙が報じており、死期を悟っていたという金子さんは、約2ヶ月前から葬儀会社と相談し、自身で葬儀を手配。パンフレットを見て、納骨場所でもある東京タワーのふもとの斎場、霊きゅう車、棺や、参列者に振る舞う仕出し料理まで自ら選択したという。

 礼状も自身で用意し、「41歳で、人生における早期リタイヤ制度を利用させて頂いた」と、ユーモアを入れたり、「『何か、面白いネタがないかな?』と思われましたら、(心の)チャンネルや周波数を東京タワー方面に合わせ、金子の姿を思い出して頂けましたら幸いです」とつづられ、参列者らを気づかうものだったという。

 共演番組でライバルという設定にもなった森永氏は「ものすごく気を使う人なので、病気でやせてるのに心配かけまいと、ダイエットと言ってたんだろうと今になって気付きました。仕事もようやく軌道に乗って、これからだというときだったのに…」と悲痛な表情を見せた。

 祭壇は白を基調に、大好きだったオレンジ色のバラがあしらわれ、4月に撮影した微笑む遺影が飾られた。戒名は優しい心と学問の智慧で人々が穏やかな生活を送れるよう救済し、来世で存分に学んでほしいとの願いを込め、「慈雲院殿應救哲心居士(じうんいんでんおうきゅうてっしんこじ)」となった。

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