“まおみん”ことタレント・優木まおみ（32）とフリーアナウンサー・生島ヒロシ（61）が25日、都内で『未公開株等詐欺未然防止キャンペーンPRイベント』に登場した。
近年「オレオレ詐欺」を超える被害が出ている「必ずもうかる詐欺」の実態をアピールすることで被害の未然防止を呼びかけるもの。平成22年では振り込め詐欺の発生件数の約2倍超で、被害総額は振り込め詐欺が約60億円に対し、約455億円という多額なものになっている実態などが明かされた。
キャンペーン用のハッピを着た生島と、秋コーデのスカート姿で登場したまおみん。ファイナンシャルプランナーの資格も持ち、実際に株式などにも投資をしているという生島が「高齢者のみなさんは、先行きなど不安になって、退職金が出た直後にひっかかってしまうことが多い」と、軽妙な語り口調で語りだし、観衆も聞き入ることに。
優木が「未公開株ってもうかるんですか？」と、タイトルにかけた素朴な質問を投げかけると、生島が「IPOバブルというのがあって、私もおいしい思いをしたんです。そういうことがあって『必ずもうかる』『元本は保証する』と言われると、グッときたりスケベ心が出るんです」と、背景を説明。
さらに、オレオレ詐欺に遭ったことがあるという観衆も招いてのクイズを3問あったあと、思い切りのいい回答の優木へ生島が「まおみちゃんは九州人だからバントいっちゃうときがありますよね」と話すと、優木は「芸能人ですから」と、照れる一幕も。
本日のイベントを通して、優木は「話を聞いたからダマされないと思うんですが、いざ、実際に自分にくると、自分だけはひっかからないという気分になるので気をつけたいと思います。本当に詐欺に引っかからないようにしていきたい」と、総括していた。
終了後の囲み会見では、「自分と同じ年の人では聞かない話が多かったので勉強になりました。日頃から親とか高齢者の方と話たりしてコミュニケーションを取ることも大事だなと思いました」という優木。しっかりしてそうなイメージがあるが「断るのが本当に苦手で、お買い物に行っても、押し付ける店員さんがいると、穏便に済ませたいと思って『じゃあ1個だけ勝って帰ろうかな』ってなっちゃうんです。押しに凄く弱いんですね」と、分析することも。
実際に押しに弱いことについて、優木は、「甘い電話とか弱いんです。断るのが苦手で。キャンセルの電話をかけるのも、マネージャーさんとかで人だのみになっちゃうんです。本当に気をつけよう」と、意外な一面も披露しつつ、「これから結婚とかいずれしていって、家庭を支えるような身になったときに、自分一人の問題じゃなくなるんで、肝っ玉母ちゃんになれるような断る強い勇気を持った人になりたいです」と、結婚願望や家庭への考え方を明かし、生島も「結構人がいいですからね」としみじみうなずいていた。
ちなみに、対策としては、優木は、「誰かを連れて行くということをしています。第3者だとバスっと断ってくれて。自分で難しいと思ったら断ってもらう。とにかく押しに負けない。おいしい話は転がっていないということを意識した方がいいと思います」とも、話していた。
