女優の波瑠（21）が24日、東京・丸の内の丸善丸の内本店でオムニバス映画『BUNGO〜ささやかな欲望〜』（監督：谷口正晃／配給：角川映画）の公開直前イベントに登場した。
同作は坂口安吾や永井荷風、宮沢賢治といった文豪が世に残した傑作短編を石原さとみや山田孝之、成海璃子、橋本愛、谷村美月といった若手キャストと気鋭の映像作家が描く6編のオムニバス映画。この作品の公開に先立ち、ハイブリット型総合書店『honto（ホント）』が電子版映画パンフレットを制作。それを記念してトークイベントが行われた
林芙美子原作の『幸福の彼方』を俳優の三浦貴大と演じた波瑠は撮影を振り返り「3日で撮影したんですけど、初日がすごい風が強くてハードなシーンでした」と笑いながら「（三浦とは）移動中に卵掛けご飯に何を入れたら一番美味しいかと延々話してました」と楽しそうに振り返った。
作品を観た感想を聞かれると「顔が白いな」と一言。爆笑する会場に「撮られている自分の姿を確認せずに完成を待つので、ドキドキもありました。作品としてすごくじんわりとくる、残る映画だなと思いました。夫婦の愛だったり親子の愛を考えさせられる映画。自分の大事な人と見てもらえる映画になったらいいなと思います」と語った。
お見合いで初めて出会い、結婚する夫婦の姿を描いた物語に「本当にお見合いをしている気分でした。三浦さんも私もお互い人見知りだったので。目の前に人がいて、これから結婚するかもしれないと思うとドキドキします」と新鮮な体験だったということ。報道陣から自身の結婚を聞かれると「まるで考えられないです」としながらも「結婚は30歳ぐらいまでにできれば。相手は心が広い人がいいです。仕事が好きなので仕事を続けたい」と答えた。
「お見合いはアリですか？」と聞かれると「どうしようもなかったらアリかな」と語る波瑠。好きなタイプを聞かれると「白い人」とこれまたワンフレーズで笑いを誘った。また、波瑠といえばお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史（42）イチオシの女優でも話題になっているが、岡村については「すごく真っ直ぐで素敵な方」と賞賛するも、恋人候補としては「私にはもったいない方」とあっさり辞退。「岡村とお見合いをしたら」と聞かれると「楽しそうですね」と静かにほほ笑んでいた。
同作は9月29日ロードショー。
