フィギュアスケート選手・浅田真央（21）の初となるエッセー『大丈夫、きっと明日はできる』（ポプラ社）が発売中止となったことが12日、分かった。
同日、発売元のポプラ社が公式ホームページを通じ発表したもので、2月8日発売予定だった同書について、「一部宣伝方法に著者ご本人の意にそぐわない部分がございましたので、誠に勝手ながら発売を中止させていただきたいと思います」との説明文が掲載。さらに、予約をした読者らへお詫びもしている。
また、浅田は自身のオフィシャルブログで「この本は、私の競技生活を通しての皆さんへのメッセージブックとして1年かけて制作を進めていたものでしたが、本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、出版を中止させていただくことになりました」と、思いを明かしている。
両者とも、問題となった「宣伝・告知」に関しては触れられていないが、本サイトが、入手した情報によると、表紙にまかれた赤地に白文字の帯の文が、「『ママ、ほんとうにありがとう』何度、ありがとうと言っても足りません。自分を信じて悔しさも涙も強さに変えてきた」と、昨年12月9日に亡くなった母・匡子さん（享年48）に絡めたものになっていた。
さらに、書店の宣伝ポスターなども、「浅田真央、初めてのメッセージブック。」と、一番上に書かれており、上述した帯がついた表紙の写真がデカデカと使われていた。
