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【島田紳助引退会見1】事務所社長が経緯説明!違法行為や経済的利害関係はない

20110823島田紳助引退会見
島田紳助引退の経緯を説明する水谷氏

 タレント・島田紳助(55)が23日夜、東京・吉本興業東京本社で緊急会見を開き、株式会社よしもとクリエイティブエージェンシー代表取締役社長・水谷暢宏氏、原田裕弁護士らとともに出席し、芸能界を引退することが発表された。

 約300人の報道陣が集まり一斉にフラッシュが焚かれる中、スーツ姿で緊張した面持ちで現れた島田。約10秒間にわたって頭を下げた後、水谷社長から、引退に至った経緯が説明された。

 「このたび、島田紳助は、本日限りで芸能活動から引退することとなりましたので、ご報告させていただきます。

 これまで調査したところ、島田紳助は、平成17年6月頃から平成19年6月頃までの間に、暴力団関係者との間で、一定の親密さをうかがわせる携帯メールのやり取りを行っているなどの交流関係を持っていたことが判明いたしました。

 かかる事実については、本年8月中旬ごろに外部からの情報を口頭で入手し、その後、当該情報の信用性、確実性を調査・検証しておりました。その結果、信用性が高いとの判断に至りましたため、ただちに本人と面談の上、事実を確認いたしました。本人は素直に事実を認め、何ら弁護することなく、深く反省しております。

 次に、問題となっている行為のうち、確認された部分について、概要をご説明いたします。メールのやり取りを行っていた人物は、島田紳助とは数十年来の友人の関係にありました。その後、残念なことに、その友人は、長い友人関係の後、暴力団関係者となってしまいましたが、友人としての関係は保っていました。また、その友人により、他の暴力団関係者とも知り合いになることがありました。

 しかしながら、その友人と特に頻繁に会ったりするようなことはなく、もちろん、本人において違法行為にかかわったり、暴力団の活動に協力したりすることもなく、経済的な利害関係が認められるということもございませんでした。

 今回判明した行為は、ただ今、説明したとおりでございますが、このような行為は、社会的影響力の高いテレビなどのメディアに出演しているタレントとしては、その理由を問わず、許されないものと考えております。

 特に、島田紳助は、長年にわたり、多数のテレビ番組にレギュラーの司会者として、出演しており、高いモラルが要求されるべき立場にあります。弊社としては、今回の件に関して、厳格な態度で臨むべきであると判断するに至りました。

 このような事実を踏まえ、本人に対し、マネジメント契約の解除を視野に入れた厳しい処分を検討しておりましたが、本人からは、自ら、「引退」というタレントとしては最も重い決断について申し出があったため、弊社としては、これを慎重に検討し、受け入れることとしました。

 弊社では各タレントに対するコンプライアンス研修を毎年実施しており、その一環として、暴力団を含む反社会的勢力との関係遮断についても啓蒙に努めてまいりました。

 このような中で、本件が発覚したことは、まことに残念ではありますが、今後とも、これまでの取り組みをより一層強化し、再びこのような事態が生じないよう全力を挙げてまいりたいと考えています。

 この場をお借りして、島田紳助のファンのみなさまを始めとして、関係各位の信頼を裏切り、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。この度は大変申し訳ございませんでした。

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