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西田敏行主演で震災テーマの映画公開!豪華俳優陣も格安ギャラで出演

 俳優・西田敏行(64)主演で、東日本大震災を題材とし、岩手・釜石市の遺体安置所を舞台とした映画『遺体 明日への十日間』(君塚良一監督)が、来年3月に公開を予定していることが6日、わかった。

 原作は、ノンフィクション作家・石井光太郎氏が3ヶ月間、被災地取材したルポルタージュ『遺体 震災、津波の果てに』(新潮社)。震災をテーマとしたドキュメンタリー映画はあるが、劇映画で本格的に扱うのは初めて。製作するフジテレビの亀山千広映画事業局長(56)は、遺族の心情などを考慮すると映画化をためらったが、釜石市側に映画化の構想を伝えると、被災者から「風化させたくない。伝えてほしい」と言葉をかけられたという。

 7日付の日刊スポーツ、サンケイスポーツ各紙が報じており、主演の西田は被災地の福島出身で、「ヒーロー物語になってはいけない。演技という枠の中では最も難しい“冷静さ”を忘れずに臨みました。亡くなられた方々の尊厳を生きている方々が守ろうとする思いを表現したつもり」と、熱く語った。

 西田は遺体安置所でボランティア活動をする被災者役で、佐藤浩市(51)、柳葉敏郎(51)、佐野史郎(57)、筒井道隆(41)、志田未来(19)らも出演。製作意図に賛同し、格安ギャラで出演しているという。

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