NO IMAGE

【ロンドン五輪】卓球女子団体準々決勝!石川苦戦も初戦をとり3‐0で準決勝進出

 ロンドン五輪第9日の4日、卓球は女子団体の準々決勝を行い、日本はドイツと対戦。シングルスで石川佳純(=全農、19)が3-2、福原愛(=ANA、23)が3-1、ダブルスで、平野早矢香(=ミキハウス、27)・福原組が3-0で勝利。北京五輪に続き、世界ランク2位で第2シードの日本は、2大会連続のベスト4進出となった。

 第一試合は石川のシングル戦

 石川佳純 3(11-8、8-11、11-7、6-11、13-11)2 ジャドゥ・ウ(ドイツ)

 アメリカをストレートで破っている日本は、ベスト4入りした石川をトップバッターに持っていき、勢いをつけたいところだったが、第1ゲームからシーソーゲームを展開。ゲームカウント2‐2で最終ゲームを迎える。

 このゲームも一進一退の展開で、9-9の同点から一度はウにマッチポイントを握られるが、ここでも強気の石川は強打で同点に持ち込む。12-11とマッチポイントを握ると、それまでのボールを高く投げ上げるサーブから低いサーブへ変え、最後はスマッシュを相手が返せず13-11で勝利。

 日本は3戦先勝の団体戦の初戦を制した。

 第2試合は、福原のシングルス戦

 福原愛 3(8-11、11-8、11-8、11-7)1 イリナ・イバンカン(ドイツ)

 相手は福原の苦手なカットマンタイプに加え、182センチという長身選手。守るだけではなく、強打も威力がある。第1ゲームは、立ち上がりに5連続ポイントを奪われる。その後、一度は8-6とリードするが、そこからまた、5連続ポイントを奪われ、8-11で落とす。

 第2、第3ゲームは一進一退の攻防ながら、最後は振り切って11-8で制し、ゲームカウントも3-1とし、王手をかける。早めの強打勝負をやめ、粘り強いラリーで勝機を開いてきた福原は、第4ゲームも同様な攻めで、立ち上がりから8連続ポイントをとり、8‐0と大きくリード。しかし、ここから、強打ぐせが出た福原は、ポイントを落とし、徐々に追い上げられていくが、最後は振り切って勝利。

 ゲームカウント2‐0とした日本チームは、3試合目のダブルスに福原・平野ペアで勝負。

 福原愛・平野早矢香 3(11-8、11-5、11-7)0 ジャドゥ・ウ、クリスティン・ジルバーアイゼン(ドイツ)

 第1ゲームから終始、主導権を握った日本チームは、危なげなく勝利し、準決勝進出を決めた。

 また、卓球の男子団体は1回戦を行い、日本はカナダを破り、準々決勝に進んだ。シングルスの水谷隼(=スヴェンソン、明大、23)、丹羽孝希(=青森山田高、17)、ダブルスの岸川聖也(=スヴェンソン、25)・丹羽組がいずれも3-0で勝った。

広告