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津島恵子さん胃がんで死去…「ひめゆりの塔」「七人の侍」などに出演

 映画『ひめゆりの塔』や『七人の侍』などで知られる昭和の名女優・津島恵子(本名・森直子)さんが1日午前、胃がんのため都内の病院で亡くなっていたことが3日、分かった。86歳だった。

 津島さんは長崎・対馬生まれ。舞踊教師を務めていた松竹大船撮影所で吉村公三郎監督にスカウトされ、松竹専属女優として1947年公開の吉村監督作『安城家の舞踏会』でデビューした。清純派女優として知られ、53年の映画『ひめゆりの塔』(今井正監督)では、ひめゆり学徒隊を率いる女教師役で高い評価を受けることに。54年には黒沢明監督の『七人の侍』にも男装の村娘役で出演している。

 4日付のデイリースポーツ、日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が伝えており、津島さんは5年ほど前から認知症の症状が出ていたそうで、2年前からは胃がんを患い入退院を繰り返していたという。最期は夫の森伊千雄氏、津島さんの姉、姉の娘の3人が看取ったといい、葬儀・告別式は喪主を伊千雄氏に近親者のみで行ったとのこと。

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