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【ロンドン五輪】柔道女子78キロ超級!“秒殺ガール”杉本美香が決勝進出

 ロンドンオリンピック大会8日目の3日、柔道は女子78キロ超級に杉本美香(=コマツ、27)が登場。強気の攻撃姿勢で、決勝進出した。

 2回戦 杉本美香 ○(払い腰 1本)× ジオバンナ・ブランコ(ベネズエラ)

 杉本は、前に出て、組んだ瞬間に内股などの技をかけていく。51秒、得意の組手から即、内股からの払い腰で「1本」取る。

 準々決勝 杉本美香 ○(1本)× マリア・スエレン・アウテマン(ブラジル)

 48秒、内股のフェイントから払い腰で「1本」。

 1回戦、2回戦の相手をまさに「秒殺」した杉本。覚悟を決めた表情で、闘争心を前面にみなぎらせ、相手に突進していく姿は、女子57キロ級で金メダルを獲得した松本薫選手(=フォーリーフジャパン、24)に通じるものがあり、期待できる。

 準決勝 杉本美香 ○(指導2 有効)× カリーナ・ブライアント(イギリス)

 さすがに準決勝ということで、“秒殺”というわけにはいかない。

 180センチ以上の長身選手との対戦。奥襟を持ち、引手を絞って動きを封じようとするブライアント。それを嫌って、足技を出していく杉本。この攻撃が、あとになって効いてくる。大外刈りをかけ、相手がふらつくと、その後も足払い、内股と、必要に足技を飛ばしていく。

 3分30秒、相手に「指導」が入る。さらに残り30秒で、また、相手に「指導」が入る。

 この後、杉本にもひとつ「指導」が入るが、このまま逃げ切った。

 また、準決勝第1試合で、世界大会無敗の圧倒的王者で、ダントツの金メダル候補だった●(=イに冬)文(トウブン)がキューバの選手に敗れる大波瀾があり、金メダルの可能性が浮上。杉本に、日本柔道に風は吹いているのか?期待したい。

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