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【ロンドン五輪】卓球女子シングルス石川、3位決定戦へ!世界ランク3位をイラ立たせた

 ロンドンオリンピック大会5日目の31日、卓球女子シングルス準決勝戦が行われ、オリンピック初出場で世界ランク6位の石川佳純(=全農、19)が、世界ランク3位の李暁霞(中国)と対戦。1‐4とストレートで敗退したが、最終ゲームまで、李をイラ出たせるなど、スコア以上に大善戦を演じた。

 石川佳純 1(5‐11、4‐11、13‐11、6‐11、7‐11)4 李暁霞(中国)

 第1、第2ゲームは李の強力なショットに苦しむが、石川も徐々に対応する。そして、第3ゲーム。石川はサーブで崩し、3球目に強打をするなど、粘ってジュースとすると、相手のミスを誘い、13-11で、1ゲームを取り返す。第4ゲームも第3ゲームと同様、石川は中盤まで競り合うが、そこから一気に李にポイントを連取された。

 ゲームカウント1-3と追い詰められた石川だったが、第5ゲームは序盤は李のペースだったが、中盤から石川が追い上げる。石川の放つバックハンドは、回転を強めにかけたり、減らしたりと微妙に変化させている。それを李がミス。お互いがサーブで2ポイント取れない一進一退の攻防。

 思うようにならない李は、ミスショットに声を張り上げ、顔を振り、イラつく。ここつけいれば、もしかしたらと思わせる。追いつめた石川だったが、最後は、李に振り切られた。ゲームカウント1-4だが、ゲーム差以上に実力の差はないと思わせる石川の大善戦だった。

石川は、8月1日(現地時間)に行なわれる3位決定戦にまわり、日本卓球史上初のメダルの期待がかかる。

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