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【ロンドン五輪】エリザベス女王“ボンド”と登場演出で開会宣言!日本勢堂々の行進

 第30回夏季オリンピック・ロンドン大会の開会式が27日午後9時(日本時間28日午前5時)、ロンドン東部の五輪スタジアムで行われ17日間の熱戦の火蓋が切って落とされた。

 204の国と地域から約1万500人が参加するスポーツの祭典。日本からは北京大会に次いで史上2番目の規模となる選手293人を派遣しメダルを狙う。すでに開会式2日前の25日(現地時間)からサッカーの1次リーグはスタートし、『なでしこJAPAN』が2-1でカナダを、男子サッカーU-23もメダル候補の一角であるスペイン代表を1-0で撃破するという大金星を挙げ、幸先良のよさを見せている。

 開会式は、あいにくの雨模様で傘を差す人もいるなかショーからスタート。産業革命、戦乱を経て未来に向かっていく農村の物語風の演出の後に、選手入場。日本選手団は、女子レスリング55キロ級でアテネ、北京で2度のメダルを手にした吉田沙保里選手(29)が旗手を務め、76人が堂々の行進することとなった。

 そして、即位60周年を迎えた英国のエリザベス女王が、英国が生んだ人気スパイ映画『007』の主人公ジェームズ・ボンド演じるダニエル・クレイグとともにヘリコプターに乗る演出で、スタジアム上空まで来る映像に“出演”。最後は2人で飛び降り、英国旗のユニオンジャックのパラシュートが開いた直後に、IOCのロゲ会長とスタジアムに姿を現すと観客から大歓声が上がる。そんな熱狂の中、エリザベス女王が「第30回近代オリンピアードを祝し、オリンピックロンドン大会の開会を宣言します」と開会宣言した。

 その後、サッカーのデビッド・ベッカム選手(37)らがクルーザーに乗って聖火を会場まで運ぶなどの演出の中、聖火台に火が灯され、あたり一面には花火があがり、歌手ポールマッカートニー(70)がロックバンド『ビートルズ』の楽曲『ヘイ・ジュード』を熱唱することとなった。

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