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アッコちゃん役の綾瀬はるか 鏡で恐竜に変身したい!「鳥じゃダメなんです」

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大ボケコメントで沸かせた綾瀬

 女優・綾瀬はるか(27)が24日、都内で行われた映画『ひみつのアッコちゃん』(監督:川村泰祐/配給:松竹)完成披露試写会に俳優・岡田将生(22)、川村監督とともに出席した。

 赤塚不二夫の不朽の名作漫画『ひみつのアッコちゃん』が、誕生50周年を迎えて、初の実写映画化! これまで3度アニメ化され、女の子たちが魔法のコンパクトに憧れた原作の部分も残しつつ、現代的な要素も加えた完全オリジナルストーリーで蘇った。

 まず、舞台挨拶前にミラーボールアートの前でフォトセッションが行われ、主人公の“アッコ”こと加賀美あつ子を演じた綾瀬と、アッコが憧れる大手化粧品会社の社員・早瀬尚人を演じた岡田が、鮮やかな浴衣姿で登場!スモークがたちこめる中、まばゆいばかりにフラッシュがたかれる。
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 そして、場所を移し、主題歌であるYUKI(40)の「わたしの願い事」が流れる中、3人が登壇。綾瀬は「とてもキラキラした作品になりました。子供の方はもちろん、大人の方まで楽しんでいただける作品になったのではないかなと思います」、岡田は「とても真面目な映画で、小学校のときに教わったシンプルなことを凄く丁寧に描いている。ぜひ楽しんでもらえれば嬉しいです」と、それぞれ挨拶した。

 今回の映画化の経緯について、川村監督はプロデューサーからアッコ役を綾瀬、アッコが憧れる男性役を岡田にキャスティングするということで話が進んでいたことを明かし、「その2人を聞いただけで、この映画は楽しくなると思った。日本広しといえども、このアッコちゃんを演じられるのは綾瀬さんしかいないだろうし、尚人を演じることができるのも岡田君しかいない」と、自信を持って太鼓判を押す。

 原作からアレンジした部分については、「ただ本質はまったく変わっておらず、いまだからこそやらなきゃいけない映画。いまの時代だからこそ、いまの日本だからこそアッコちゃんをやる意味が、観終わったときに伝わるんじゃないかなと思います」とメッセージを投げかけ、「こういう世の中で、大人たちが子供たちを見て、何か振り返らなきゃいけないことがテーマになってる。もう一度原作を読んで、相通じるものがあった。アニメに近づけるというより、原作の持ち味を活かせればなと。どちらかというと、大人向けに作ってるんですが、子供たちに対しても『大人ってこんなに頑張ってるんだよ』というメッセージを伝えれるような作品にしてある」と、熱く語った。

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22歳のアッコを演じる

 最初にアッコちゃん役の話がきたとき、綾瀬は「エエッ!?て思いました。年齢的に小学生くらいの子かなというイメージがあったので、驚いたんですけど」とぶっちゃけるも、「10歳の小学生のアッコちゃんが変身して、大人になったほうと聞いて、なるほどと思いました」と納得の様子。だが、自身が10歳だった頃と比べて、「アッコちゃんっておマセさんだなと思いました。お化粧に興味あったり。そういう点では、女子力が高いということになるんですかね」と感心しており、「10歳のアッコちゃん役の(吉田)里琴ちゃんに『こういうときどういうリアクションするの?』って聞いたり。いろいろ教わりながらやってましたね」と、相手が幼い役者でも、役作りのためにはアドバイスをうかがったエピソードを披露した。

 アッコちゃんが憧れる早瀬役の岡田は、「セリフが多かったですね。アッコちゃんは大人になってるけど、中身は子供なので、凄く丁寧に教えないといけないシーンがあったので」と、自身の役どころについて説明。セリフの中身については、「凄い難しかったです…ごめんなさい(笑)」と、意味深に自分から吹き出してしまう。サラリーマンという役に対しては、「ネクタイがキツかったです。サラリーマンの方は大変だなと思いました。僕は絶対なれないと思いました」とコメントした。

 2人は昨年公開された『プリンセス トヨトミ』以来の共演だが、「あまり変わってない」(岡田)という印象のよう。しかし、「背伸びしながら演じてる感じで、無理しちゃってるな~俺って言ってましたね」という岡田を現場で察していたという綾瀬は、「はい、気づきました」とコメントし、笑いを誘う。MCの「リードした?」という問いかけにも「いや、遠くから見守ってました」と答え、いつもの天然ぶりを発揮した綾瀬は、改めてアッコちゃんを演じたことについて、「甘酸っぱいというか、アッコちゃんにとっては初恋なので。ワッ!ていう。そこでそのアイテムを出すかっていう感じなんですけど」と、まったく伝わらない表現で、観客を笑わせた。

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劇中での2人の行方は…

 『ひみつのアッコちゃん』といえば、「テクマクマヤコン」の呪文を鏡に向かって唱えれば変身できるが、これにちなんで3人に「鏡があれば何に変身したい?」と質問が。これに川村監督が「女の子になりたい。よく女の気持ちがわからないと言われるので、勉強したい」と答えるも、岡田は「歴史がとても好きで、源頼朝になりたいです。多分、あとちょっとでなれるんですけど」と、アッコちゃんの映画ながら、掟破りのNHK大河ドラマ『平清盛』の番宣!

 続いて、綾瀬も「山本八重さんになりたいですね。そろそろ撮影が入りそうなので」と、来年、自身が主演のNHK大河ドラマ『八重の桜』を告知する悪ノリ。気を取り直して…と思いきや、「私は恐竜になりたいですね。飛べて、首が長い系の恐竜がいいですね」と、もはややりたい放題! ここで報道陣にプテラノドンと教えられるも、「ステラノムートン?」とまったく理解した様子はなく、「今度、調べてみます。空も飛べるし、強そうですし。鳥じゃダメなんですよ! 質感が恐竜じゃないと」と暴走を続ける綾瀬に、監督も「次は恐竜役で」と苦笑いしていた。

 共演は谷原章介(40)、吹石一恵(29)、塚地武雅(40)、大杉漣(60)、もたいまさこ(59)、鹿賀丈史(61)、香川照之(46)らが名を連ねている。

 9月1日より全国ロードショー!
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手には魔法のコンパクト
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綾瀬はるか
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うちわを持って
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岡田将生
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川村泰祐監督
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フォトセッション
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ミラーボールアートの前で
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