
DVD『西部警察PARTⅠセレクション大門BOX3』(ポニーキャニオン)が18日から発売される。
同DVDには、『西部警察PARTⅠ』のクライマックスで寺尾聰扮するリキ刑事の全身に銃弾を受ける壮絶な殉職シーンの撮影現場密着取材映像の発掘に成功し、急きょ収録されることに。
このメイキング映像は、1982年3月28日にワイドショー番組『アフタヌーンショー』(テレビ朝日系)でオンエアされた第123話『松田刑事・絶命!』を密着取材したもの。本エピソードオンエア直前に同ワイド番組で放送されて以来、およそ30年間の間は世に出ていない貴重な映像となっている。
このたび、その映像の存在を知ったDVDスタッフの数ヶ月に及ぶ懸命の捜索により奇跡的に発見されたオンエア資料映像を、石原プロモーショ ンならびにテレビ朝日の合意を得て、DVDに収録されることとなった。
先日 石原プロDVDシリーズ公式HPにて行われたファン投票『あなたが選ぶ!西部警察ベストエピソード』でも第1位を獲得したシーンなだけに、『西部警察』ファンの間で語り継がれる特別な“事件”であるリキ殉職の撮影風景の熱気を伝えるものとなっている。
リキ刑事を演じた寺尾は、当時の撮影前のインタビューで、「ドラマでやってることなんで、それにかんして撃たれ慣れてるんで」と、笑いながら和ませるコメントを。一方、渡哲也は、「ドラマ中のことですが、正直寂しいですね。撮影の時、食事の時も一緒であったので、寂しくなる…」と、思いを。そして、その死のシーンが訪れた寺尾は、うずくまり、血だらけの顔を上げると「長い間、お世話になりました」と、笑っていたという。
当時の『西部警察』のプロデューサーの石野憲助氏は、「あの番組は、彼(寺尾聰)に大変助けてもらいました。プロデューサーとしていろいろ考えるときに、無理な設定や無理な事件でも、彼(寺尾聰)だったらどうやってくれるか?どう演じるか?イメージしながら考え、結果見事に演じきる、素晴らしい方でした。殉職という形で降板しましたが、私は辞めてほしくなかった。それだ頼りになる方でしたから。スタッフみんな、断腸の思いで決断した」と、回顧し、「死なないで!」「何でなんだ!」と大量の手紙と電話がきたことを振り返っている。
『西部警察PARTⅠセレクション大門BOX3』は7月18日より発売!


























