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パンダの赤ちゃん肺炎で急死

 東京・上野動物園は11日、ジャイアントパンダ・シンシンが5日に出産したオスの赤ちゃんが、同日朝に死んだことを発表した。

 死因は、母乳が気管支に入ったことによる肺炎といい、シンシンの腹の上で仰向けになっているのが見つかり、心肺停止状態だったという。

 12日付のサンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、東京中日スポーツ、デイリースポーツ各紙が報じており同園によると、11日午前6時45分ごろには、赤ちゃんの鳴き声を確認。同7時半ごろ、赤ちゃんがシンシンの胸の下あたりで仰向けになってぐったりしているのを飼育員が気づき、取り上げたという。

 心肺停止状態だったため保育器に入れ、獣医師が心臓マッサージで蘇生を試みたが、同8時半に死んだのを確認したという。

 同園の福田副園長は「一つ峠を越えられたと思った矢先だった。中国側から生後1週間で6~7割が死んでしまうと聞いていたが、つくづく繁殖が難しい動物なんだと感じている」と、沈痛な面持ちでコメント。同園では12日にも献花台を設けるとしている。

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