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GACKT原作・脚本・演出・主演舞台!早乙女太一「殴られるのかな」発言に苦笑い

GACKT原作・脚本・演出・主演舞台!早乙女太一「殴られるのかな」発言に苦笑い
指導に熱を入れるGACKT

 俳優・GACKT(38)が28日、東京・明治座森下スタジオにて原作・脚本・演出・主演を務める舞台『MOON SAGA ~義経秘伝~』全キャスト発表会見を開き、女優・大和悠河(34)、俳優・早乙女太一(20)らキャスト総勢37人が登場した。

 舞台は平安から鎌倉時代。人間にはない『異能力』を持つ『物ノ怪』達と交わり、その血と能力を受け継ぐ人の姿をした者、『人に非ざる者』という意味から、『者ノ不(もののふ)』と呼ばれるようになった。主人公・源義経(GACKT)は弁慶(古本新乃輔)によって躰の奥に閉じ込められたチカラ『百鬼』に恐怖し自我を失うことでそれが解放されることを恐れていた。心が純粋だからこそ成人してなお『物ノ怪』が見える義経は、身内とも戦わなければならないという友情と悲運が同居する物語となっている。2002年からGACKTが書きおろし始め、衣装やポスターは『CLAMP』がデザインするなど独特の世界観を見せるものとなっている。

 全キャスト37人が登壇とあって、5段のひな壇が立てられ壮大な風景。テーマソングの『雪月花』が流れるなか、最後にGACKTが悠々と登場することに。

GACKT原作・脚本・演出・主演舞台!早乙女太一「殴られるのかな」発言に苦笑い

 まずは、武者顔負けの巴御前を演じる大和が「棍を振り回して演技しています。義経、(木曾)義仲に影響を与えますね」と、役への感想を。早乙女は「陰(かげ)を演じます。よろしくお願いします」と、いつもながらクールなあいさつとなった。

 本作では原作・脚本・演出・主演と1人でプロデュースする立場に近いが、GACKTは「いろんなことを自分でやってみようと。人が組み立てたもので内装を作っていくよりも、自分で骨組みを作ったほうが早いんじゃないかということで、スタッフと話し合った結果こうなりました」と、明かすGACKT。

GACKT原作・脚本・演出・主演舞台!早乙女太一「殴られるのかな」発言に苦笑い
メインビジュアル

 登壇者を見ると、女性の比重が多いが、これは見どころの1つだそうで、GACKTは、「ダンサーが入っている。通常の時代劇というよりも枠にとらわれないやり方になっています。いままで誰も見たことのないステージをつくります。観に来て頂いて、心震わせてください。僕らは感動という形で応えます」と、自信をみせることに。

 舞台へのこだわりについて、GACKTは、「いっぱいありますけど、通常の平安時代を描いたものではなく、平安期のイメージ。当時いたであろう『物ノ怪』、人間、『物ノ怪』の血が通った人が出てきます。かなり派手な演出になります。それでも、僕たちが伝えたいことは『決して争いは何も生まない』。ファンタジーを通じて演じることによって、届けられるんじゃないかと思います。人間くさいパートはありますけど、もう一度見なおさなければいけないところがあると思います」と、強いメッセージ性のものになるそう。

 義経像については、「かなり昔から調べているんですけど、チカラを持った人物であった、謎に包まれていた人物だと思います。泣き虫で人情味が厚く、自分の運命になかなか入っていけない。そんななかで仲間に助けられ、どんどん運命の渦にはまっていってしまう人」と、相当にイメージができているよう。

 共演者としてGACKTのことを大和は、「細部に至るまでイメージできていて、的確に良くなる方法をアドバイス頂いています」と、絶賛。一方の早乙女も、「細かくわかりやすく、丁寧に優しく伝えてくれるのですごくやりやすい」と、うなずくことに。それでも、恐れがあったようで、「もっと緊張すると思ってたので、殴られるのかなと緊張していた」と、胸の内を明かすと、報道陣は大爆笑で、GACKTも「おーい!」と、苦笑い。さらに、「本当に優しい人なので安心してけいこしています。殴られてないです、まだ…」と、続けまたも場内に笑いがあふれた。

GACKT原作・脚本・演出・主演舞台!早乙女太一「殴られるのかな」発言に苦笑い
会見中耳打ち会話も

 ほかのキャストから、「アザなどをつくって頑張ってる」というコメントがあったが、GACKTは、「通常の殺陣ではなく、感情的なものを表現するのに、ギリギリの殴り合いのようなことになってますし、『物ノ怪』を表現するのに、危険なアクションが多い。ダンサーが多くて慣れていないのもあるけど、得意分野はできてあたりまえ、それ以上の何かを見せられれば」と、意気込みも。

ラブストーリー的な要素もあるが、「僕が演じる義経は巴御前に片思いしているという形です。育まれる愛というか、友として見守っているなかで、敵となっていく。ぶっちゃけた話でいうと、僕が義仲をやらせてほしかった」と、本音が漏れることも。「巴御前はかわいそうだなって思う部分と色っぽいなという部分がある。悠河にいつもそれを求めていて言ってたんですけど、あるとき悠河のスイッチが入って、けいこの最中に泣いているんで、それなりに巴御前というのにドキドキしながら、義仲うらやましいなと嫉妬しているところです」と、笑顔でコメントすることとなった。

 会見終了間際には、歌手・ICONIQ(27)との交際報道について、否定はせずコメント。その後の、公開げいこでは、共演者へ熱のこもった指導を見せていた。

 『MOON SAGA ~義経秘伝~』は2012年7月15~29日の東京・赤坂ACTシアター公演を手始めに、8月3~11日を名古屋・御園座、8月14~16日を福岡・福岡市民大ホール、8月19~26日を大阪・梅田芸術劇場メインホール、そして9月26日~10月2日の東京・国際フォーラムCでの追加公演が予定されている。

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GACKT
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GACKT
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早乙女太一
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大和悠河
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古堂たや
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古本新乃輔
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空間設計も
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けいこにも熱が入る

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