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入川保則さん通夜で自身の肉声あいさつ…自主葬費用は45万円だった

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ビターコーヒーライフ製作会見を開く入川保則さん(11年9月22日撮影)

 余命宣告を受けながら延命治療を拒否し、昨年12月24日に直腸がんのため亡くなった俳優・入川保則さん(享年72)の通夜が4日、神奈川・相模原市営斎場で営まれた。

 入川さんは、生前自身で自主葬を整えており、通夜では昨年5月ごろに自ら録音しておいた般若心経と「みなさん、きょうはわたしのために葬儀に来て下さり、ありがとうございます。それではいってまいります」と、自身の肉声あいさつも流された。

 5日付のスポーツ報知、デイリースポーツ、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、日刊スポーツ各紙が報じており、戒名などもなく、かかった費用はわずか45万円とのこと。遺影は昨年5月ごろに著書『その時は、笑ってさよなら』の表紙のために撮影したものという。

 喪主を務めた長男の鈴木正則さん(31)は「破天荒な部分もありましたが、生涯現役のかっこいい父でした」と、振り返った。会場には遺作映画『ビターコーヒーライフ』(5月12日公開)に出演した俳優・窪塚俊介(30)、女優・飯田ゆか(14)らが弔問に訪れた。

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