OVA『輪廻のラグランジェ -鴨川デイズ-』上映会初日舞台あいさつが23日、東京・新宿のバルト9で開かれ、声優・石原夏織、瀬戸麻沙美、茅野愛衣、金元寿子、佐藤竜雄総監督が登壇した。
西暦2032年、千葉・鴨川市の鴨川女子高等学校に通う少女・京乃まどか（石原）は運動部などの助っ人をかけもちする『ジャージ部』の活動に情熱を燃やしていた。ある日、ラン（瀬戸）という宇宙からやって来た少女と出会い、彼女から『ウォクス』と呼ばれるロボットに乗ってほしいと依頼される。その鴨川に突如、宇宙からの敵が襲来しまどかは何も分からないまま戦闘に突入。なんとか撃退したものの、ランとは別に宇宙から来たムギナミ（茅野）という謎の少女も加わり、『ウォクス』を狙う宇宙からの敵に対し、地球を守るために立ち向かったのだった。
まずは石原から、本日の上映に「非常に嬉しいです。まさか上映開始する日だと思ってなくて、これがどんなふうになるんだろうと思ってドキドキしていたので、今日という日を迎えられて嬉しいです」と、笑顔であいさつを。
OVAでは3月まで放送されていたseason1と7月に放送が始まるseason2の間で、佐藤総監督いわく「12.5話」の位置づけのもの。season1最終回以降の離れ離れになった彼女ら3人のそれぞれの日常が描かれ、佐藤総監督は「ファンサービスのつもりだったんで、いきなりこうやって上映ということになって戸惑ってます」と、苦笑いしつつ、「あらためてseason1が思い返せればいいなぁと思って。気をつけたことは、良い感じの塩梅で力を入れるということ。やりすぎちゃうと、season2でハードルがあがるんで」と明かすと、場内は笑いに包まれることに。
MCから「OVAになって変わったこと」について尋ねられた石原はまどかのことを、「冒頭からセクシーみたいな感じだったので、この何ヶ月かで大人になったのかな」と言えば、瀬戸は「ランは見た目がお姫様の服を着ていたりアルバイトをしていたときにメガネをかけていたのが変化です。衣装がみんな変わっていたよね」と、うなずくことに。その話題に乗った茅野は、season2のとある設定をポロリとしゃべってしまい「みんな、内緒にしてくださいますか？」と、可愛らしくお願いする一幕も。
制作秘話として佐藤総監督は、「最初、『鴨川デイズ』のとある設定を言い出した時に、美術設定が兼用できますよねって現場の人たちには喜ばれたんですけど、その外の宇宙ステーションを作らなきゃいけなくなってカロリーが増えてどうしてくれるんですかと言われました」と、エピソードを披露。
さらに、ランとムギナミが同じ場所でバッティングしそうでなかなかしないという場面もあるが、「気づいてたんじゃないですか？」とツッコまれた佐藤総監督は、「2人はそれぞれに、別の方向に夢中だったんでしょうね」と釈明すると、瀬戸と茅野が「かしこまり！」と、ムギナミのよく口にするセリフで応じ、拍手が送られた。
最後に、石原は、「season2とどこがつながっていたんだろうとか思い返すと、すごくseason2が楽しくなってくると思いますので、ぜひseason2も楽しんでください」と、PRし、瀬戸も「いままで出ていた私達のキャラクターたちとは別に、お兄ちゃんたちもドンドン出てきたりして、キャラもドンドン増えて、もっともっとおもしろくなるので観て頂ければ」と、見どころを。茅野は「season1ではあまり描かれてなかったキャラクターがseason2になるとしゃべってくれたりするので、バックボーンが見えると思います」と、期待を持たせるコメントを残し、その場を後にした。
OVA『輪廻のラグランジェ -鴨川デイズ-』は6月23日～7月6日まで2週間限定で全国10館にて上映。また、アニメ『輪廻のラグランジェ season2』は7月より読売テレビ、東京MX他各局にて放送開始！
