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小泉今日子、本木雅弘らと『放送文化基金賞』受賞!「若い人には負けない」

もっくん肩を抱かれ笑顔のキョンキョン

 女優の小泉今日子(46)が22日、東京・千代田放送会館ホールで行われた『第38回放送文化基金賞贈呈式』に俳優の本木雅弘(46)らと登場した。

 ドラマ『木曜劇場 最後から二番目の恋』(フジテレビ系)でテレビドラマ番組賞を受賞した小泉は真紅のドレス姿で登壇すると「番組自体も賞を受け、私もこのような賞をいただけると思っていなかったので本当に嬉しいです」と喜びのあいさつ。「最近テレビを観ていても若い人中心に作られていて、すこし疎外感みたいなものを感じていたんですけど」とほほ笑みながら「私たちは『大人の楽しめる番組を作ろう』とみんなの気持ちがひとつになって、本当にいい作品を作るんだという意気込みが毎日ありました。そんな気持ちで仕事ができる日々というのは私たちにとってはとても幸せなことだと思います」と語った。

『第38回放送文化基金賞贈呈式』

 ドラマではあまり行われない入念なリハーサルのもと行われたという撮影に「リハーサルスタジオでみんなで舞台を作るみたいにきちんと演技を作るという時間をふたりのプロデューサーが作ってくれて、それで私がこういう賞をいただけたんじゃないかと思います」と感謝しながら「これからも若い人には負けないように、いい場所に立っていられるようにチャレンジしていきたいと思います」と新たに意気込みを語った。

 準備に10年以上を費やした『スペシャルドラマ 坂の上の雲』(NHK)で同部門の本賞を受賞した本木は「3年強の撮影の間にもスタッフ共演者もそれぞれ結婚し、子供を産んで。香川(照之)さんは2番目、私には3番目の子供が生まれ、阿部(寛)さんにいたっては撮影中に結婚し、実はこっそりお子さんも生まれていた、最近はローマ人に変身して」とユーモアで会場を沸かせた。

 本木は「私ももうすぐ47歳になる、お腹を引っ込めてごまかしていますけど、そういう中年になりますが」と“中年太り”を明かし苦笑い。「歳を重ねるごとに自分がいかに未熟かということにますます気づいていくという変な悪循環がありまして、それを正すために役者というのは半ば自虐的な行為なんですけど、とても重要なものになっています」とスピーチした。

 公益財団法人『放送文化基金』がおくる同賞は優れた放送番組や放送文化、技術における業績を残した人に毎年贈られる賞。38回目にあたる今回、東日本大震災の被災地で放送を通じて住人や地域と密着し救援や支援にあたった岩手、宮城、福島、茨城で新たに開設された『臨時災害放送局』29局に特別賞が贈呈された。

番組部門
<ラジオ番組>
・本賞 『遠いふるさと〜フクシマの家族・2011〜』(NHK福島放送局)
・優秀賞 『山下達郎のTSUTAYAサンデー・ソングブック』(エフエム東京)
・ラジオ番組賞 『FMシアター 飛ばせハイウェイ、飛ばせ人生』(NHK)

<テレビエンターテインメント番組>
・本賞 該当なし
・優秀賞 『IPPONグランプリ』(フジテレビジョン)
『和風総本家 世界で見つけたMade in Japan』(テレビ大阪)
・テレビエンターテインメント番組賞 『ぶらぶら美術・博物館 愛知県美術館「生誕100年ジャクソン・ポロック展」〜ピカソを超えた男・ポロック、日本初の回顧展〜』(BS日本)
『ママからの手紙〜10年後に届いたメッセージ〜』(福井テレビジョン)

<テレビドキュメンタリー番組>
・本賞 『幾歳経るとも要人あれ−2011.03.11.東日本大震災-』(BC岩手放送)
『NHKスペシャル 38分間 巨大津波 いのちの記録』(NHK)
・優秀賞 『NHKスペシャル クニ子おばばと不思議の森』(プロダクション・エイジア、NHK、NHK、NHKエンタープライズ)
・テレビドキュメンタリー番組賞 『NHKスペシャル 原爆投下 活かされなかった極秘情報』(NHK広島放送局)
『NHKスペシャル シリーズ 原発危機 知られざる放射能汚染〜海からの緊急報告』(NHK)

<テレビドラマ番組>
・本賞 『スペシャルドラマ 坂の上の雲』(NHK)
・優秀賞 『連続テレビ小説 カーネーション』(NHK大阪放送局)
・テレビドラマ番組賞 『鈴木先生』(テレビ東京)
『木曜劇場 最後から二番目の恋』(フジテレビジョン)

個人・グループ部門
<放送文化>
齊藤潤一(東海テレビ放送報道部ディレクター)
JNN三陸臨時支局
『NHK ETV特集取材班』(NHK)

<放送技術>
地上デジタル放送受信インフラ情報把握分析グループ(デジタル放送推進協会、NHK)
マクロダイバーシチ受信システム開発グループ(NHK)

・特別賞『東日本大震災後に開設された臨時災害放送局29局』

本木雅弘
小泉今日子
『第38回放送文化基金賞贈呈式』
『第38回放送文化基金賞贈呈式』
『第38回放送文化基金賞贈呈式』
『第38回放送文化基金賞贈呈式』
『第38回放送文化基金賞贈呈式』
『第38回放送文化基金賞贈呈式』
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