お笑いタレント・有吉弘行(37)が20日、都内・原宿のニコニコ本社で行われた『我々は有吉を訴えるべきかどうか迷っている』(ポニーキャニオン)DVD発売イベント「有吉弘行公開裁判！?マッコイ斉藤の叫び?」に、お笑いコンビ『デンジャラス』の安田和博(44)、テレビディレクター・マッコイ斉藤(41)とともに出席した。
お笑いコンビ『猿岩石』時代、『進め！電波少年』(日本テレビ系)のユーラシア大陸ヒッチハイクの旅で、感動のゴールを果たした有吉が、再びヒッチハイクに挑戦した企画も第3弾。07年夏の東北横断、09年夏の沖縄縦断に引き続き、今夏、北海道を舞台に函館・立待岬から日本最北端の稚内・宗谷岬まで、全長700キロの縦断を目指す内容となっている。
同イベントはニコニコ動画で生放送され、視聴者が自由にコメントを書き込めるシステムのため、場内のモニターを報道陣が見つめ、クスクスと笑う姿も。原告・マッコイと証人・安田が、被告・有吉の悪行三昧を暴く形式で、イベントは進行された。
第1弾の東北編では、勝手に既存の番組を装い、地元の方々をだましていたことを糾弾された有吉が、「俺は好感度上げるために2年に1回このDVD出してるのに、編集に悪意を感じる！ なんで俺がクソババアだましてるところを、わざわざ使ってるんだよ！」と、毒舌キャラそのままに吠える。
これに対し、ディレクターとして付き添ったマッコイが、「お前なんかユーラシア大陸、3分の2は飛行機だろ!」と突っ込み、場内爆笑！
第2弾の沖縄編では、有吉が●リヘル嬢を部屋に呼んでいたことを、マッコイが「ヒッチハイク●ックスしてんじゃねえよ！」と責め立て、有吉は「本番までできないシステムだから、これはヒッチハイク●ックスじゃない。ヒッチハイク●ッティングだ！」と弁解するなど、もはや収拾不可能の下ネタのオンパレードに。
有吉の矛先は安田にも向けられ、沖縄編で、自分が安田を人質に拳銃を突きつけたにもかかわらず、「こんな仕事なくて、40過ぎても芸人を続けられる気持ちの強い安田さんが、銃を向けられたぐらいで恐がるはずがない」と、皮肉たっぷりに悪気は一切なし。
ニコニコ生放送のシステムを利用し、「安田は芸人をやめるべきだ」でアンケートをとり、「やめる」に大多数の票が入り、安田が「やめねーよ！」と絶叫する場面も。
最後には、なんだかんだありながらも3人の友情の証のため、安田がケーキを用意し、揃って入刀したものの、有吉がケーキを安田の帽子めがけ、投げる暴挙！ ケーキがそれて、スタッフに直撃してしまい、騒然となり、甘い香りが残ったまま番組終了となった。
その後の会見で、有吉は2011年のテレビ番組出演本数ランキングで1位に輝いたことに触れ、「よく働いてるな?とは思っていた。ギャラが安いと実感した」と笑いも入れつつ、「出る杭は打たれるということをよく知っているので、目立たず3番目ぐらいがいい。仕事がなくなる恐怖があるので、できるだけ出て、老後のために使いたい。働かなくても、あと5年は生活できる」と、堅実な顔ものぞかせる。
「売れた要因は？」と聞かれ、「うまく笑えたな?という気がします。自分でもすげえいい笑顔してると思うし、そりゃワイプ（※テレビ画面に出る小さい枠）で抜かれるだろうと。それがウソだったとしても」とぶっちゃけ、報道陣を笑わせた。
同じ“ワイプ枠”として、「ライバルは矢口真里？」と突っ込まれると、「いつか直接対決したい。きっと(勝つのは)僕のほうだと思う」と、受けて立つ強気の姿勢のようだ。
21日、3990円(税込)で発売！
