お笑いタレント・志村けん(62)が12日、都内スタジオでアニメ映画『ロラックスおじさんの秘密の種』(監督:クリス・ルノー/配給:東宝東和)アフレコ会見を行った。
ユニバーサルスタジオと、いま注目を集めている『怪盗グルーの月泥棒』のアニメーションスタジオ・イルミネーションが贈るアトラクション3Dアニメーション第2弾の日本公開が決定。ロラックスおじさんが守る、地上に残る最後の“秘密の種”の争奪戦をめぐるドキドキのストーリーは、3月に全米公開され、CGアニメーション作品のファンタジー部門で見事歴代1位オープニングを飾り、2週連続No.1を獲得した。興行収入は2億ドルを突破し、破竹の勢いである。
1977年10月から1979年3月まで放送された人形劇『ヤンマーファミリーアワー 飛べ！孫悟空』(TBS系) で、吹き替えの経験がある志村だが、アニメは初挑戦。主人公・ロラックスおじさんの日本語吹き替え版声優に抜擢された志村は、特報・抜きシーンの2パターンのアフレコに臨んだ。『バカ殿様』のときに出すような声で叫んだり、登場人物のノーマおばあちゃんに「これが女か～!?」と突っ込み、場内のスタッフが笑いをこらえる。
続いて、映画コメンテーターのLiLiCo(41)がMCを務め、会見へ。志村は「この年で初めて(アニメの)吹き替えに挑戦しました。いままでやったことないので、どうなるのかな?と思って」と、吹き替えの感想を。「昔、『飛べ！孫悟空』やったけど、僕らが吹き込んだやつに人形を合わせていたので。コントなんかは自分の間とタイミングでやるので、決まっているのに当てるのは初めてなんで、緊張しますね」と、勝手が違うようだ。さらに「僕は近眼と老眼なので、台本の字が小さくて。眼鏡かけないと見えないし、画面見るとボヤーッとしてるしね。それが一番大変でしたね」とこぼし、笑いも忘れず。
「慣れれば楽しいんじゃないですかね。息づかいが難しかった」という志村に、LiLiCoが「日本のおじさんといえば、志村さんですよね」と語りかけるが、志村が「でも、僕の場合は『変なおじさん』ですからね」と返し、スタジオが笑いの渦に。ロラックスおじさんとは、「心が優しいのと、ちょっとおっちょこちょいなところもあったり」とシンパシーを感じたようだが、「ただ、違うのはいやらしいところが全然ないですね。アニメでもいいから(女性との)絡みがあったらいいと思ってたけど、全然なかったな」と、アダルトトークで場内爆笑！
映画のタイトルにちなみ、「秘密はある？」と聞かれた志村だが、「ないですね。そこ突っつかれたら嫌だということはない」と、きっぱり返答。同映画は、テッド少年が生きている木を探すため、旅に出る場面もあるため、「大切な人に一番頑張ったことは？」という問いかけに「いろいろ品物はあげましたけどね。なかなかそれも結果が出ず」と、過去の女性関係の話題になると、スタジオがざわつく。
LiLiCoが「運命の人に出会うまで、時間はかかりますよ」とメッセージを送るも、いまだ独身の志村は「もう会ってるのかもしれないしな～。見過ごしてるんじゃないかな」とネガティブに。女性にプレゼントしたもので、一番高価なものを「一番高いのは車ですかね。ずいぶん昔にベンツを。自分が免許持ってないのにね」と明かすと、場内騒然！ 報道陣が思わず「どなたに？」と突っ込むと、志村は「それは言えないでしょ」と笑いながら答える。だが、「あ、秘密あったわ！」と、ふと我に返り、スタジオを沸かせた。
アニメ声優初挑戦について、『ドリフターズ』のメンバーには、「最近、お会いしてないので」と報告していないものの、「ダチョウ倶楽部の竜ちゃん(上島竜兵)には、飲みながら言いました」という志村。そして、「竜ちゃんも声優やったことあって、3シーンだけだったらしいですけど、『ギャラいいですよ～』って言ってました」と、上島のキャラをよく表しているエピソードに報道陣も爆笑。
さらに志村は悪ノリし、「上島は結婚して、最近うまくいってるみたいだけど、奥さんは朝飯に、さんまの蒲焼きとか3～4種類の缶詰を用意しているらしいですね」と、上島の私生活を暴露！ こういう話を聞かされたからか、「だったら俺は一人のほうがいいかなと思ってる」と、まだまだ独身を貫く姿勢は変わらないようだ。
10月6日、TOHOシネマズ有楽町他、3D・2D同時で全国ロードショー！
