人気アイドルグループ『AKB48』の27thシングル選抜メンバーなどを選出する『第4回 AKB48選抜総選挙』が6日、東京・日本武道館で行われ、“チームBの2トップ”渡辺麻友(18)、柏木由紀(20)が、それぞれ2位、3位に輝いた。
時計の針は午後9時に近づき、労働基準法により、“じゅりな”松井珠理奈(15、SKE48/チームS、AKB48/チームK)ら16歳未満のメンバーが退場となり、いよいよトップ3を残すのみ。場内には緊張が走る。
そして、7万1076票獲得で、3位に“ゆきりん”柏木由紀(AKB48/チームB)の名が、司会の徳光和夫アナウンサー(71)から読み上げられると、速報値では1万2654票で2位だったためか、どよめきと歓声が。ゆきりんコールの中、ゆきりんは、「応援してくださったみなさん、投票してくださったみなさん、本当にありがとうございます。私はこの選挙の政見放送で、『去年3位をいただいて、ステキな夢を見させていただきました』と言ったら、ファンの方が握手会で『夢で終わらせないからね』と言ってくださり、私はファンの皆さまに支えられているんだなと改めて実感しました」と、感謝のメッセージを。
さらに「私のなりたかったアイドルという夢を叶えてくださったのは、応援してくださるみなさんです。順位は一つでも上げたいなと思っていたんですけど、それでも去年と同じ、私にとってとても大事なこの3位という数字はとても嬉しいですし、こんなに応援してくださるファンがいる事実が、私のアイドル人生において、一番誇れることだと思っています！」と力強く語ると、拍手が発生。
続けて、ゆきりんは「私も麻里子様やさっしーの言葉を聞いて、いままで先輩に遠慮していたり、周りを見て気を使ったりしている自分が逆に申し訳ないなと思いました。これからは自分の思ったことや、自分のやりたいことや、闘争心もありのままを皆さんに見せていけるような、ステキな大人の女性として頑張っていけるように、皆さんに感謝の気持ちを伝えていきたいと思います」と、ストレートに自分の思いを吐露した。
いよいよ残すのは1位と2位のみ。手を組み、祈るまゆゆの名が7万2574票という票数とともに読み上げられると、まゆゆの目には、すでに涙が光る。耳をつんざくようなまゆゆコールの中、まゆゆが「みなさん応援してくださり、支えてくださり、本当にありがとうございます。正直、いま私が第2位という順位をいただいていいのか、本当に信じられなくて、夢なんじゃないかと思っているんですけど」とスピーチすると、ファンから「夢じゃないよー！」の声。
これを受け、まゆゆは「ここまで自分を信じて、みなさんを信じて頑張ってきて、よかったと思っています。本当にありがとうございます。私はずっと前にいる先輩メンバーの背中を見て、ついていくように活動してきました。でも、私ももう高校も卒業して18歳になり、立派な大人になろうとしているので、いままでは遠慮して、先輩についていくように活動をしてきましたが、これからは私たちのような若い世代が新しい道を切り開いていかなくてはならないと思います」と、世代交代を訴えると、1万2000人の観客が拍手。
さらにまゆゆが「そして、私自身も新しい時代を受け継いでいけるような人になれるように、これからは前を向いて頑張っていきたいと思います。もし、来年もまた総選挙があるならば、わたしは1位を獲りたいです！ まだまだ私は未熟者かもしれませんが、来年までには必ずセンターになれるような人になりたいと思います！」と、トップ獲りを宣言すると、ファンが「なれるよー！」と後押し。最後に、まゆゆは「こんな私ですが、これからも日々成長していけるように頑張ってまいりますので、これからも渡辺麻友の応援をよろしくお願いします」と、ファンに感謝の意も忘れなかった。
