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新藤監督通夜…津川雅彦最後の握手に涙

 5月29日に老衰で死去した映画監督で脚本家の新藤兼人さん(享年100)の通夜が2日、東京・増上寺でしめやかに営まれた。

 通夜には竹中直人(56)、永島敏行(55)豊川悦司(50)ら約1000人が参列した。

 3日付のサンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、東京中日スポーツ、デイリースポーツ各紙が報じており、遺作となった映画『一枚のハガキ』などに出演した津川雅彦(72)は訃報が流れた日に、「大往生、おめでとうございます」と語っていたが、この日の弔辞では、「『大往生、おめでとうございます』と言いましたが、撤回します。まだまだ、お撮りになりたかったんでしょう」と読んだ。

 さらに、津川は、『一枚のハガキ』の撮影が終わった時に新藤監督が、「これが最後かな」と涙を流しながら交わした握手が忘れられないというエピソードも明かした。

 また、新藤監督は亡くなる前日に「そこは英語、日本語で2回撮りましょう」と寝言を言ったと伝え聞き、「大往生の前日に日米合作をお撮りになったとは…その執念に降参です」と目を潤ませることとなった。

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