「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド2022【イベントレポート】

「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド2022【イベントレポート】((左から)『ジャンプ+』編集者の林⼠平氏、お笑いコンビ『天津』天津向、声優・伊瀬茉莉也、⽥村淳、アイドルグループ『=LOVE(イコールラブ)』野⼝⾐織、『ニッポン放送』アナウンサーの吉⽥尚記)

 12月22日に開催される「#Twitterトレンド大賞」に先がけて、毎週土曜日全4回にわたり事前番組を公式Twitterアカウントにて生配信される事前番組の第3回は、2022を12月10日に生配信された「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド。今回は、今年のヒットアニメ『チェンソーマン』で姫野役を務める声優・伊瀬茉莉也ら豪華ゲストを迎え、実施された。

 同番組は、MCにお笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』⽥村淳(49)と、天の声に『ニッポン放送』アナウンサーの吉⽥尚記(47)、コメンテーターにお笑いコンビ『天津』天津向(42)、ゲストに声優の伊瀬茉莉也、アイドルグループ『=LOVE(イコールラブ)』野⼝⾐織(22)、各企画のコーナーゲストに『ジャンプ+』編集者の林⼠平氏、『リコリス・リコイル』などの作品を⼿掛けるアニメ監督の⾜⽴慎吾が登場し、アニメをテーマにトレンドワードをピックアップしながら2022 年を振り返った。なお、出演予定だった声優の津⽥健次郎さんは体調不良のため⽋席となった。

 番組本編では1 ⽉から11 ⽉までのアニメに関するトレンドワードを、トークを交えながら振り返り、『SPY×FAMILY』や『すずめの⼾締まり』などのトレンドワードが登場しました。
 1⽉から11⽉までのトレンドワードを振り返り終わり、淳は「(⾃⾝にとってアニメの)師匠(である天津向)の厳しい指導のもと、僕なりに⾃分でアニメを探した⼀年になりました」とコメント。実際に淳のツイートにもアニメの話題が多数出ていました。“師匠”の天津・向は「再アニメ化の動きなどいろんなアニメの⽅法論が集まったのが2022 年でした。2023 年も新たな(⽅法論に)期待が⾼まります」とアニメウォッチャーとして寝る時間を削ってでも⾒たい!と熱くコメントしている。

「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド2022【イベントレポート】
MC の⽥村淳

 【1〜3⽉】
 SPY×FAMILY、アーニャ
 集英社の漫画アプリ『少年ジャンプ+(プラス)』にて連載中の『SPY×FAMILY』。4⽉の放送に向けて情報が解禁され、ファンたちによる期待からトレンド⼊りを果たしました。2022年、社会現象といえるほどのブームとなった『SPY×FAMILY』の⼈気キャラといえば、⼈の気持ちが読める超能⼒者の「アーニャ」。なんと、⼥性ファッション誌『non-no(ノンノ)』の表紙を飾るほど!の⼈気ぶり。「作画の良さ、演者の良さ、しかもコメディながらバトルのかっこいいシーンもありつつ、ほのぼのしているのがヒットの要因」と向は『SPY×FAMILY』の⼈気を分析。「時代にもハマっている」と淳もコメント。伊瀬は「おしゃれさと、やりとりの軽妙さ、⾒ていると爽快!」とゲスト陣も『SPY×FAMILY』に魅了されている様⼦が伝わってきた。

 アニメジャパン
 3⽉26⽇から27⽇にかけて東京・有明で開催された国内最⼤級のアニメの祭典「アニメジャパン」がトレンド⼊り。中でもNetflixのアニメブースでは、全世界配信となる話題作や最新作を発表。『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』、『TIGER&BUNNY2』、『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』、『スプリガン』などが注⽬を集めた。伊瀬もスペシャルステージに登場し津⽥健次郎、梶裕基、潘めぐみら豪華声優陣で撮った写真をツイート。天の声の吉⽥アナ、ゲストの向もステージの司会を担当。公開前の情報など、ここでしか聞けないステージも多数開催されるとあって⼤盛り上がりのイベントだったと話した。

 『チェンソーマン』をスペシャルゲストとともに深掘り
 『少年ジャンプ+』で第2部が連載中の『チェンソーマン』は、累計発⾏部数2,000万部(電⼦版合わせて)を突破するほどの⼈気作品。2022年10⽉からはMAPPA がアニメ制作し、放送がスタート。秋アニメの視聴数初速ランキングで1位を獲得するほどの話題作となった。
 そんな『チェンソーマン』、『SPY×FAMILY』、さらには『地獄楽』、『左ききのエレン』など、数々の話題作を⽣み出すヒットメーカーとして話題の『少年ジャンプ+』編集者の林⼠平氏が登場。淳からの質問は、ヒット作を次々と⽣み出す林氏にズバリ、“ヒット作を⽣み出すロジック”について聞いたところ、「何もないというのが本⾳」と林氏。作家との関係性を築き上げながら「いまできることを丁寧にやっていくだけ」と話し、その先に良い作品ができあがるということを話してくれた。また、姫野役としても登場する伊瀬は「⼈情があるキャラクター。⽣きている⽣⾝の⼈間として演じたいなと思い、姫野のことを考えて過ごしました」と話し、主⼈公・デンジ役の⼾⾕菊之助についても「業界が待ち望んでいた⼤型ルーキー!」とコメント。林氏も「デンジに憑依しているのか、演技が幅広くてすばらしい。どんどんデンジになっていっています」と話した。
 視聴者から寄せられた「アニメ化でここは譲れないというシーンは︖」という質問には、「むしろアニメを作ってくれる⽅たちが真剣に向き合ってくれるので、こちらが我を通すことはなかった。相談しながら意⾒を交わしながら可能な限り良いものを作ろうと正しく議論を交わすのが良いこと」となかなか聞くことができない制作の裏側についても話した。

「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド2022【イベントレポート】
声優の伊瀬茉莉也

 【4〜6⽉】
 パリピ孔明
 三国志の天才軍師・諸葛孔明が現代の渋⾕に転⽣。シンガーを⽬指す追野英⼦と出会い、軍師として知略計略をめぐらしながら⾳楽シーンを駆け抜ける姿を描く『パリピ孔明』がトレンド⼊り。孔明ならありえると思わせる設定や楽曲のよさ、歌い⼿の96猫さんの歌唱⼒のほか、三国志ネタも盛り込まれた、クスっと笑える異質の異世界転⽣モノの作品。もともと「三国志好き」という淳は「懐疑的に⾒ていた」と告⽩。実際に⾒てみると「全三国志ファンの⼈たちに⾒てもらいたい。懐疑的に思っていた⼈は特に!」とオススメしていた。

 #再アニメ化 をゲストと共に深堀り
 2022年に再アニメ化したのは『うる星やつら』、『SLAM DUNK(スラムダンク)』、『るろうに剣⼼』、『スプリガン』など誰もが知る⼤作アニメばかり!公開中の映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観てきたという吉⽥アナは「再アニメ化する意味がわかった」と熱く語り、「2022 年の映像技術がここまで進化したんだということを実感」とコメント。
 ほかにも『うる星やつら』を⾒た向も「原作に対するリスペクトを感じる」と、原作への愛がある世代が制作する側に⽴つようになったことで、再アニメ化が次々と⽣まれている現状について触れました。ゲストたちもそれぞれ何をアニメ化してほしいかという質問に、淳は蛭魔妖⼀役を演じた『アイシールド21』、伊瀬は⼩さい頃に⾒ていたという『ママレード・ボーイ』、野⼝は『CØDE:BREAKER』、向は『少⼥⾰命ウテナ』、『⾚ずきんチャチャ』、『きんぎょ注意報!』と3つも挙げた。

「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド2022【イベントレポート】
アイドルの野⼝⾐織(=LOVE)

 【7〜9⽉】
 逆作画崩壊
 「逆作画崩壊」は、普段は等⾝が低いデフォルメされたキャラクターが、突如、等⾝が⾼い劇画調に描かれたり、リアルになったり少⼥漫画⾵に描かれたり、作画を変える演出を指す造語のこと。7⽉にあるユーザーが「逆作画崩壊といえばこれ!」と印象に残ったシーンを挙げたところ、そのツイートが反響を呼び、逆作画崩壊のシーンを挙げる遊びが発⽣してトレンド⼊りを果たした。たとえば『ポプテピピック』が美少⼥になったり、国⺠的アニメ『クレヨンしんちゃん』も劇画調になったり。「アニメーターの⽅は本当に⼤変な思いをして描いているので、(逆作画崩壊が)アニメーターの仕事を知るきっかけのひとつになって作画がポジティブに捉えられるのはいいことですよね」とアニメ好きな向らしいコメントがあった。

 ⾬を告げる漂流団地
 『ペンギン・ハイウェイ』を⼿掛けた「スタジオコロリド」制作の⻑編劇場アニメ『⾬を告げる漂流団地』がトレンド⼊り。11⽉からは各地の映画館でも上映され、多くの反響を呼んだ。向は「作画のクオリティがすごい!滅びていくはかなさを描きながら、廃墟の描写が⾒事で映像が本当にきれい」と絶賛。続けて「(映画を観終わった後)ブタメン(カップ麺の駄菓⼦)が⾷べたくなるので買っておいてください」というアドバイスもありました。

 『リコリス・リコイル』をスペシャルゲストと共に深堀り
 話題の作品『リコリス・リコイル』の監督である⾜⽴慎吾さんが登場し、ゲストたちが作品について熱く語りました。向も「めちゃくちゃすばらしかった。観るべき!」と絶賛。吉⽥アナも「最初から最後まで飽きるところがない」とコメントするほど。⾜⽴監督に今の⼈気を伝えると、「実感がまだなくて。どんな⼈が⾒ているのかな?と。会うことがないので」とファンの熱い想いがまだ伝わっていない様⼦。野⼝は千束の名シーンはどこかと⾜⽴監督に直撃すると、「最初の1話の千束とたきなが並んでベンチで話しているシーンが好きでしたね。脱⼒しながら友だちと⽇常しゃべっているようなセリフでシナリオを書くのが好きなので」と回答。「(こういう話が監督から直接聞けるのが)贅沢だよね」と淳も⼤興奮。吉⽥アナも「まだ観ていない⼈がうらやましい!」と悔しそうに話すと、淳は「Twitterですごく気になっていたんだけどまだ観ていなくて。これから楽しめるんだぞって思えるからラッキー!」とワクワクしている様⼦だった。

「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド2022【イベントレポート】
ニッポン放送アナウンサーの吉⽥尚記

 【10〜11⽉】
 #OP_FILMRED
 2022年、最終章に⼊ることが発表された「ONE PIECE」の劇場版アニメ最新作『ONEPIECE FILM RED』のハッシュタグ「#OP_FILMRED」がトレンド⼊りを果たした。8⽉に公開され、11⽉時点で動員1300万⼈、興⾏収⼊は180億円を突破するほどの記録的な⼤ヒットで話題に。シャンクスの娘「ウタ」は名塚佳織が演じ、歌唱パートは『うっせぇわ』で知られるアーティストAdoが担当。さらに楽曲提供には中⽥ヤスタカ、Mrs. GREEN APPLE、秦基博など7組のアーティストが参加。淳は「6歳の⻑⼥と⼀緒に初めて映画館で観た映画がこれ。娘の夢は“ウタになりたい”で、毎⽇Adoさんの楽曲を聴いている。親⼦で観に⾏ってよかったなと思うほど、最後に親⼦の絆が描かれていた。親になっても『ONE PIECE』には何回も泣かされている」と親⼦でハマったことを教えてくれた。

 すずめの⼾締り
 『君の名は。』、『天気の⼦』などで知られる新海誠監督の最新作『すずめの⼾締まり』がトレンド⼊り。今年11⽉11⽇の公開から10⽇間で興⾏収⼊41億円を突破、動員数はおよそ300万⼈と驚異的な⼈気を誇り、ニュースでも報じられた。10回もリピートする⼈がいるというツイートが紹介されると、野⼝もまさにハマったうちの⼀⼈だと告⽩。「何気ない描写も(⾃分が)経験したかのようにドキッとするシーンがある。⽬が⾜りなくて、⼀分⼀秒⾒逃せない。芹澤という男がいまして、もう後半から芹澤のことしか考えられなくなっちゃって。観に⾏っていただけたらわかると思います!」と熱烈に話した。

 サイバーパンク
 全世界で売上2000万本を突破するほどの⼈気RPG ゲーム『サイバーパンク2077』の前⽇譚をアニメ化した、『サイバーパンク:エッジランナーズ』が9⽉13 ⽇よりNetflixで全世界独占配信され、トレンド⼊りを果たした。⾳楽をはじめ、戦闘シーンやメカなど作画のクオリティを絶賛するツイートが紹介され、向も「90年代を思わせるアニメ作品で、あらゆる部分にかっこいいが詰まっている。もっと話題になっていい」と語りった。

「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド2022【イベントレポート】
お笑い芸⼈・天津 向

 今年の「#Twitter トレンド⼤賞」アニメ部⾨で⼀番印象残ったワードは?
 最後に、2022 年に出てきたアニメトレンドの全キーワードをおさらいし、ゲストたちが⼀番印象に残っているトレンドワードを発表。淳は観たくてたまらない!と『リコリス・リコイル』を挙げ、伊瀬は⾃⾝も関わる『チェンソーマン』、野⼝は芹澤というキャラクターにぞっこんの『すずめの⼾締まり』を、向は紹介されることはなかったが、淳もずっと気になっていたというトレンドワードの『ノリスケ出⼊り禁⽌』を紹介した。

 Netflix 注⽬作品を紹介
 最後に、Netflix で独占配信されている注⽬作品『ロマンティック・キラー』や『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』を紹介。そのほか、近⽇配信予定の注⽬作品として、⼤⼈気コミック『七つの⼤罪』の完全新作アニメーション映画『七つの⼤罪 怨嗟のエジンバラ 前編』(12⽉20⽇配信開始予定)や、『ぐでたま 〜⺟をたずねてどんくらい〜』(12⽉13⽇配信開始予定)、『極主夫道』シーズン2(2023年1⽉1⽇配信開始予定)、『終末のワルキューレ』(2023年1⽉26⽇配信開始予定)を紹介した。

「#Twitterトレンド大賞」アニメトレンド2022【イベントレポート】

 「#Twitter トレンド⼤賞」について
 「#Twitter トレンド⼤賞」では、データ・ドリブンで集計された2022 年に話題となったトレンドワードを「#Twitterトレンド⼤賞 2022」として発表いたします。
 公式Twitter アカウントにて⽣配信する「#Twitter トレンド⼤賞 2022」では、MC に⽥村淳さんに加えて今年話題になった⽅々をゲストに迎え、発表いたします。 2022 年に⽇本のTwitter内でトレンドインした全てのワードを集計し、通年でのツイート量などを総合的に組み合わせて選定※し、発表していきます。

 【⽇時】 2022年12⽉22⽇(⽊)19:00〜22:00(予定)
 【出演者】 MC:⽥村淳
 ゲスト:公式Twitter アカウントにて随時発表
 【視聴⽅法】 Twitter ライブ配信(無料)

 【公式サイト】 https://trendaward.jp
 【公式Twitter アカウント】 @TrendAward

 【選定基準】
 トレンドインしたすべてのトレンドについて、

 ・トレンドインした⽇の「インプレッション」、「クリック数」
 ・トレンドイン後3⽇間の「エンゲージメント」、「いいね量」、「リツイート量」、「リプライ量」、「ツイート量」
 ・通年で⾒られる「トレンドにまつわるツイート量」を測定。

 上記それぞれのスコアの合算を⾏ったのち、その上位1000 位において、特筆すべき歴史的な出来事でない限り、「公序良俗に反する話題」、「毎年の話題(あけおめ、など)」、「亡くなった⽅の話題」、「広告出稿によって担保された話題」、「タレントのリプライキャンペーンなど、⼀部のファンによる過度な繰り返し投稿で担保された話題」を除外し、どのジャンルの話題かを判定し「#Twitter トレンド⼤賞 2022」の結果としました。

 



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