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京都の東映撮影所スタジオが全焼…「蒲田行進曲」など数々の名作撮影

 20日午後1時半ごろ、京都市右京区太秦西蜂岡町の東映京都撮影所のスタジオ『第1ステージ』から出火し、スタジオ約1300平方メートルが全焼した。

 消防車30台以上が出動し、火災は約2時間後に消し止められた。スタジオとともに、倉庫の一部約45平方メートルも焼かれたという。

 21日付の東京中日スポーツ、日刊スポーツ、デイリースポーツ各紙によると、午後2時半から予定されていた民放ドラマの撮影前でセットが組まれていたが、無人だったといい、幸いけが人はなかったとのこと。

 京都府警右京署によると、スタッフが隣接する電源室で配電盤を操作したところ漏電アラームが鳴り、直後に第1ステージに入ると火が上がっていたという。同署は漏電の可能性もあるとみて、出火原因を調べている。

 第1ステージは57年につくられ、『大奥』や『仁義なき戦い』などを撮影。『蒲田行進曲』(深作欣二監督)では男優が階段から落ちる名場面が撮られるなど、数々の名作が生まれていた。

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