人気4人組ロックバンド『シド』のボーカル・マオ、ドラム・ゆうや、ギター・Shinji、ベース・明希が19日、都内で映画『貞子3D』（監督：英勉／配給：角川映画）大ヒット舞台さいさつに、英監督とともに登壇した。
映画『リング』シリーズの最新作で、以前は呪いのビデオを舞台としていたが、本作では“呪いの動画”という、現代に即した設定に変更され、映画のタイトル通り画面の中から3Dで迫る“貞子”の恐怖が見どころの作品。女子高の教師・鮎川茜（石原さとみ）は、彼女が勤める学校で、自殺を生中継した動画サイトの投稿映像がうわさとなる。しかも、その生中継を偶然見ていた人も亡くなったといい、やがて、茜の教え子らも巻き込まれていき…。
人気の『シド』が登場するとあって、客席にはファンの女性が詰めかけ大入り満員。スクリーンに本作のEDで使用された『シド』が歌う主題歌『S』のPVがスクリーンで流され期待感を演出すると、英監督とともに登場した『シド』に黄色い歓声が飛び交う。
まずは、英監督から「『シド』新メンバーの“はな”です」と、お茶目な自己紹介が入ると、ゆうやが「なんでやねん！ずっとこれ考えてたでしょ！」と、お約束のツッコミを。それでも止まらない英監督は、「歓声は、若干自分のことだと思いました」と、とぼけきり、メンバー4人は爆笑することに。
作品はメンバー4人ですでに観たそうで、マオは、「徐々におもしろくなる作品かな。俺も観たけど超怖いよ！だから楽しんで帰ってください」と、脅かすと、ゆうやも、「暗黒の世界を観るんだね。メチャ怖いから期待と覚悟で見てください」と、しっかりPRすることに。さらにゆうやが、「明希が怖がってるふりはしてましたね。帰りの車で『もう本当怖い』って言ってた」と、本当なのかわからない冗談を飛ばし、クールな明希は肯定も否定もしなかった。一方のShinjiは、「見ての通りイケメンです。楽しみすぎましたね。靴下を忘れました」と、映画とは全く関係のないノーソックスを強調し、ファンから「カワイイ！」と、笑いを誘うことも。
英監督は、『シド』を同作に選んで、「パンチのある曲を頼んだらいい曲が来て」と、満足げで、「曲を聞きながらエンドを想像したんで、PVとは違う、怪しく美しいというイメージでやりました」と、出来にも自信を見せる。ホラー映画の起用ということにも、マオは「シリーズ見てたんで嬉しかったです」と、話が来た時のことを振り返ることに。
明希も、本作を担当したことで手応えがあったようで、「僕らにとっても新しいアプローチがあった。すごく有名な作品で、こういう機会をくださった方に感謝したいですね。おめでとうとかたくさん頂いたし、斬新だと感想いただきました」と、口にする。実際にゆうやは、「ホラー苦手な方がたくさんいるみたいね。『シド』が主題歌になっちゃったから怖いの嫌いだけど見に行きますって言われたり」と、作品の動員数に貢献したエピソードも。
ここでマオも、作詞をの際に、「『シド』の世界観と『貞子3D』の世界観をどうリンクさせようかというのはありました」と、神妙な顔つきで「真面目か、俺は？」と、自分にツッコミを入れていた。
あいさつ終盤では、“貞子”が舞台に乱入し、『シド』に花束を渡すことも。以前、『シド』のライブでも共演していたが、英監督が「『シド』のメンバーに貞子を入れてアジアのツアーとかどう？」と、売り込みをかけると、とっさにゆうやが、「ギャラは？」と、尋ね返すことに。すると、英監督が「おれが出すよ」と、即答し逆に『シド』メンバーが答えに窮するなど、盛り上げ要素満載で、イベントは終了した。
映画『貞子3D』は絶賛公開中！
