お笑いタレント木村祐一(49)と女優・西方凌(31)が8日、婚姻届を提出し、東京・新宿の吉本興業東京本社で結婚会見を開いた。
好天の中、同社の中庭に赤のスーツ姿の木村とウェディングドレスの西方が現れると、拍手で出迎えられることに。
木村:今日はお忙しいなか木村祐一、西方凌、私どもの結婚報告にお越しくださりありがとうございます。この度、かーちゃんをもらいました。いろいろご質問の時にお答えさせていただきます。
報道:なぜ自分の事務所で披露宴を?
木村:25年になりますけど、吉本に所属させていただいて会社の人たちに見てもらいたいというのことと劇場も近いので芸人さんもたくさん足を運んでくれるのかなと。
報道:どなたのアイデア?
木村:僕と一緒に「会社がいいんじゃない」ということがあって弊社社長の大崎の方に去年の沖縄映画祭で報告したときに「やろやろと」「芝生をちゃんとしておく」と(笑)
報道:一年がかりだったんですか?
木村:はい(笑)
報道:あんまりお金がかかってなさそうに見えるんですけど?
木村:いやいや。芝生の下にえらい埋まってますよ(笑)
西方:学園祭のノリでやりたいなと思っていたので
木村:いろいろ吉本主催のワンダーキャンプなど、いろんなイベントの度に先輩後輩そろっておそろいのTシャツを着て、すごい楽しそうにしているのが毎回印象的なんですよ。この会社でよかったなという感謝も込めて、また、集まってもらいたいということでここにしました。
報道:雨が降ったら?
木村:雨が降る気がしなかったですね。映画撮影の時もほとんど撮休ということがなかって信じて疑わなかったですね。
報道:お互いを好きになった決めた理由は?
木村:彼女の全力で私にぶつかって来る姿勢に惚れましたね。どんな時でも力いっぱい。楽しいときは本当に楽しそうに、気になったところは徹底的に解決しようとする。100%僕にぶつかってくるところが、四つ組んでというぐらいの気持ちがあるところが好きになりました。
西方:私は「考えられへん」とか怒りを発散するのが全部優しさからからだと気付いた時があって。気の毒だなと思って。それと、早死するんだろうなと思って。
報道:どのへんが気の毒?
西方:すごい繊細な方なのでプライベートだけでも毎日楽しく笑っていてほしいなと思ってじゃあ、守らなきゃと思ったんです。誰かに守ってもらえたら繊細な部分がもうすこし和らいでくれるかなと思って。使命な感じでこの人を守るために生まれてきた、じゃないけど、そういう風に感じました。
報道:守ってもらっている実感はありますか?
木村:それは手のひらの上にいる感覚です。彼女が言うんですけどそっからこぼれ落ちてもも膝の上だからねというので安心させてもらってます。
報道:プロポーズはどちらからどんな言葉?
西方:私から。「幸せにしてあげるよ」って言いました。4回ぐらいに渡ってって言ったので最初のころは「結婚はいつでもいいです」という形でこっちからプッシュしていたんですけど最終的にはプレッシャーがあるのかな、やっぱり4度目というか…。私が幸せにしてあげるからプレッシャー感じなくていいですよと言うと1週間後に指輪をもらいました
報道:どんな気持ちでした?
木村:冥利に付きますよね。ご存知のように3度結婚離婚しておりますのでそんな俺でいいのかと。最初のうちは「返事はいい。確認もいらない」ということでプレッシャーもなくその時はほとんど一緒に生活してますから。日常の中のことではあったんですけど、ありがたすぎて涙出ましたね。
報道:1年前に大崎社長に報告ということは、決めたのは結構前?
木村:そうですね。結構前。
報道:これで打ち止めですよね?
木村:もちろん。そうさせて頂く所存でございます。
報道:4回目ということで迷いや抵抗は?
西方:ないですね。
木村:言うんです、今までの前妻たちには感謝しているそうです
西方:本当に先輩というか(笑)感謝してます。
木村:ありがたいです。桂文珍師匠だけは3回目と勘違いしているのでそっとしておいてください。電報頂いたんですけど、「3度目の正直」と書いてあったので。
西方:「4度目はないように」と書いてあったよね(笑)
木村:文珍師匠すいません!
報道:今日入籍?
木村:はい。「4回目なのに何で覚えてないの」って。
報道:保証人は?
木村:河本準一とフットボールアワー後藤。本日も司会してくれるんですけどその2人に。
報道:大丈夫ですか?
木村:誤解のないように。前回も披露宴で号泣してくれましたのでその涙を裏切らないようという気持ちを込めました。
報道:奥様はとても美しいですけど、木村さんの目から見ていかがですか?
木村:外見は女っぽくて素敵で中身は男前なんですよ。それが改めて、嬉しいです。
報道:なんて呼び合っているんですか?
木村:僕は本名にちなんであつ、、あつちゃんと呼んでいる。
西方:私はダーちゃんと呼んでいるんですが募集中です。
報道:木村さんは西方さんの芸名もつけた。その時からいいなと?
木村:その時は役のイメージだけで、下心はなかった…と思うんですけど。でもないことないでしょうね。
報道:西方さんからすると男性として見てらっしゃった?
西方:中学校の交換日記にキム兄のリーゼント最高と書いてたことがあったのでファンはファンだったんですね。映画の撮影のときはまだご結婚されていたので、憧れ的だったんですけど離婚されたのでチャンスだと思いました。
報道:『知りたがり!』ですが当番組に出ているタレントにメッセージを(ロンブー田村淳)
木村:普段から僕は結婚しますよというてるんで、彼も気がいい、女性的なところがあったりええカッコし過ぎるんです。まかせるような人が出てくるといけるんじゃないかと思っているんですけど、別にあいつが結婚しなくてもいいです。
報道:モテるポイントは?
木村:そんなことをつらつら言える人にはなりたくないですけど。さっき本人が言ったようにどこか、思い悩んでるという悲壮感ですかね。有吉のいう不満顔というあだ名をもらってますけど、そのへんを「解決したい」と思うんですかね。
報道:口説きテクニックは?
木村:普通にしてるってことだと思うんですけど。子供にも普通に接する
西方:ちっちゃい子どもにもダメなことはちゃんと叱る。
木村:小っちゃいころ「ぼく?」というひとより、「おい」という人のほうが付いていきたかった。
報道:手料理は?
木村:今は彼女のほうが毎日手料理を。
西方:(木村が)教えてくださるので。プレッシャーどころか教えてもらうつもりで作ってます。何を混ぜたらいいなとか教えてくださいます。
報道:何が美味しかった?
木村:炊き込みご飯系がものすごく美味しいですよ。トウモロコシご飯とか、牛肉の山椒風味土鍋ご飯、マッシュルームご飯とか。愛知の人なので煮込み系もやるので串かつも赤味噌系のソースで非常に美味しいです。
報道:ドレス姿をみて?
木村:たまりませんね(笑)
報道:とてももてる旦那をもらって心配は?
西方:モテる理由が、ほんと紳士なんですよね。私の前だろうか、男性にも優しいですし
そのままでいて欲しいので。別にそれで浮気っていうか…。私がすごく大事にされているのでそれにまさる愛は他にはないかなと思うので、ちょっとぐらいは。でも、できないと思います。
報道:今流行の“二股”とかはないですか?
木村:大丈夫です!
報道:もし浮気されたら?
西方:本当にたぶん何にもないです。1回ぐらいはケンカすると思うんですけど、たぶん大丈夫です。大丈夫です。
報道:お子様は?
木村:それは産んでもらう予定です。今はないです。
西方:娘さんがお1人いらっしゃるので、彼女含めて3人だと私はしてるんですけど。
報道:きょうの披露宴はどんな人が来る?
木村:吉本オールスターと友人。はっきり明かされてはいなんですけど。社員全員若手ほぼという感じですね。吉本以外で情報入っているのは三又又三(みまたまたぞう)。
報道:会費制?
木村:彼女がデザインしたTシャツをきてもらってワンダーキャンプのようにそろってTシャツを着てもらうというのが楽しそうなので着てもらって。2000円を会費という形でいただいて、それは寄付にしようかと思ってます
報道:東日本大震災へ?
木村:そうです。
報道:個別のご祝儀は?
木村:受け付けております!
報道:挙式は?
木村:結婚式は4月29日に草津のエストピアホテルで。料理界の恩氏の西村シェフがいらっしゃるところで、先日家族と友人のみで行いました。2時間半の予定が3時間45分の長丁場になりまして、本当に彼女尽くしというか、彼女の人柄で来てくれたような、素晴らしいという結婚式でした。
西方:一生に一度なので。楽しみなので極まっちゃうかと思ってたんですけど、打ち合わせの時から泣いちゃっているので、木村さんが。
報道:木村さんが!(笑)
木村:リハーサルの時から泣くんですよ、僕が。
報道:何回目ですか?
木村:僕は4回目です(笑)
西方:サインしますよね。私が書く最後の一文字でペンがでなくなって、やめとけってことかなと。手にはかけたので、ここにだけどうしてもかけない、どうしようと思いました。
報道:指輪は?
木村:婚約のほうは上にあるんですけど、僕がもともとしていたものを。アンティークのダイヤモンドといわれる石が、あずき大のダイヤモンドと言われる石で2?3カラット。
報道:新婚旅行は?
木村:折をみて近いところを回ろうかなと思います。
報道:(明石家)さんまさんには?
西方:番組でご一緒させたときに2人でごあいさつさせていただきました。「やめとけって」って言われました。
木村:「こいつは結婚生活不適合者だ」と。
報道:ダウンタウンさんは?
木村:浜田さんのほうは、「こんどアカンかったらゲンコツや」って言われて、それが妙に嬉しくて、そういった単純な言葉が嬉しかったですね。松本さんにはおかれましては、言葉短いですけど。彼女はいろんな人に好かれるんで、居酒屋でも隣りのおっちゃんと仲良くなるんですよ。そういうところが本当に助かりますし、大好きです。
報道:これで最後ですね?
木村:最後でございます。自分のことを「私が太陽であなたは月だ」「照らしてあげるからただそこにいればいいんだ」と、太陽はいつも全力で燃えてくれるので安心してその光をあびて、目を細めながらひっそり輝きたいと思います。今日はありがとうございました。
この日同所では結婚披露パーティーが開催されることとなった。