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山本太郎ら不起訴処分に

 俳優・山本太郎(37)らが、佐賀県の玄海原発2、3号機の再稼働をめぐり、佐賀県庁に侵入し抗議活動をしたとして、建造物侵入や威力業務妨害などの疑いで告発された問題で、佐賀地検は28日、嫌疑不十分で不起訴処分を下した。

 山本は、今年4月に東日本大震災による福島第一原子力発電所事故に関連した原子力撤廃デモへ参加し、ツイッター上で「原発関連の発言が原因で同7?8月に予定されていたドラマの仕事を降板することになった」と発言したことから、同5月に当時の所属事務所を退社にまで発展。同7月に佐賀県庁で行われた反原発デモに参加していた。

 29日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、東京中日スポーツ、サンケイスポーツ各紙が報じており、当時、抗議の様子を報道で知った京都市の行政書士の男性(28)が告発状を提出し、地検が9月に受理。別の市民団体も10月に同容疑などで告発し、その後受理された。

 このため地検は19日、都内で山本さんから任意で事情を聴いていた。

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