俳優・六角精児(49)が1日、都内にて映画『ミッシングID』(監督：ジョン・シングルトン/配給：ギャガ)TVスポットナレーション収録を行い、報道陣に公開した。
平凡で普通な高校生ネイサン(テイラー・ロートナー)。ある日、誘拐児童を載せた行方不明者サイトに13年前の自分の写真を発見してしまう。全てを疑い始めた瞬間、彼の周りの人々は消され始め、それまでの日常が全て仕組まれたものであることを知る。敵も味方もわからない、自分さえも信じることのできない壮絶な逃亡劇、その果てには・・・。
マット・デイモン主演の大人気作『ボーン』シリーズの製作陣がおくる新たな『アイデンティティ』サスペンスで、迫力のアクションも話題の本作、平凡な男性の『真実の顔』には国家をも巻き込む衝撃の真実が隠されていたというストーリーから、“最も意外な『真実の顔』を持つ俳優は誰？”というアンケートで見事第1位に輝いた六角がTVスポットのナレーターに抜てきされた。
『真実の顔』はどんなイケメン俳優よりもモテモテ、ハリウッドスター顔負け真のプレイボーイ！というキャッチフレーズで紹介された六角、映画の主人公と自身の『真実のワイルドな姿』を重ね合わせ、ハードなイメージを演出するレザーのライダースに足元はワークブーツで固め登場。気持ちの入ったナレーションで映画のサスペンス感をアピールすることに。
映画についての感想は、「最初から最後までスピード感があって、ただの自分探しが国家機密規模へ、というところが大変面白い。アクションもあり恋愛もあり、若いカップルが映画館で時間を共有するにはいい」と、デートにもおすすめと太鼓判。
アクション映画のCMナレーションにちなんで、自身のアクションシーンについて聞かれると、「何度も挑戦しているが、あんまり写っていなかったり、結局使われなかったりなので、自分はアクション得意じゃないのかなと思わされる」とぼやきながらも、「来月50(歳)になるんですけど、まだまだ自分の身体能力でできるアクションには挑戦したい」とイメージからはちょっと意外な発言も。
初のCMナレーションについては、「映画の躍動感を“声”で伝えたい。自分は低い声なので“ワイルド”な感じも出せるんじゃないかな」と自信を覗かせるが、“最も意外な『真実の顔』を持つ俳優は誰？”というアンケートで選ばれたことについては「なぜでしょうか？」と、おなじみの鑑識課員・米沢巡査部長の口調で報道陣を笑わせ、「実生活で結婚・離婚を繰り返しているからそんな風に思わるんでしょうか。ただ、男性も女性も“顔”じゃないですよ。その人がこれからやっていくことが、その人を輝かせていくんじゃないですか？」と真面目な口調で続けた。「3度の離婚で、さすがに周りはほぼ呆れ顔。(離婚は)周りには迷惑をかけるし、自分も体力を消耗します」と自身の過去を振り返るが、報道陣からの「謝罪会見のようですね」との突っ込みには「え、誰に謝罪？」と逆に突っ込み返し報道陣も爆笑。4度目の結婚が、離婚した2番目の奥さんとの再婚であることについては「今回は2人で一緒に前の結婚生活を振り返って、2人が前にできなかったことができれば良いと思う」としみじみしていた。
また、二股騒動の渦中にいる俳優・塩谷瞬(29)について質問が及ぶと、「ああいう風になったことがないからわからない。ただ、2人に同時に結婚しようって言ったんなら、それって自分でわからないのか？もし本人もわからないうちにそう言ってるんなら、人格が2つあるのかもしれない。もしかしたら自分が思わないうちに悪い状況に陥ったのかも」と冷静に“鑑識”眼を発揮。
「それにしても、2人に結婚しようって言ったのなら理解できない。“役者”としてはどういうことなのか考えてみたい。もしかして、彼はその時ものすごい“短いスパン”で生きていたのか？10分くらいとか。もうその先のことがどうなるかわからないから、とにかく今言ってしまえ！みたいな」と分析し報道陣を笑わせた。
「会ったこともないし、どうかと断言することもないが」と前置きしながら、自身の修羅場経験と重ね合わせ、「今置かれている立場をなんとかクリアして、起こったことは事実として受け止めて、しっかり対応して」と、“男”として、“人生の先輩”としてのアドバイスを送ると「自分は“二股”はありません」と報道陣に対し念を押しながら笑顔で会場をあとにした。
映画『ミッシングＩＤ』は6月1日より全国ロードショー！
