『ニコニコ超会議』初日が28日、千葉・幕張メッセで開催され、多数のユーザーやファンらが詰めかけた。
晴天のなか、午前10時からスタートとなったが、観客は一斉には入りきれず、入場に2時間ほど待つ人の列が現れるなど、その人気の高さを見せることに。26日に先行して開かれた会見では、2日間で10万人を目指すと目標が明かされていたが、どうやら目標に近い人数が集まったようだ。
場内は統一感というよりも、さまざまなブースがひしめき合い、まるで巨大な学園祭のようなノリで、実際に若い人が場内には目立つ。企業が正式にブースを出したり、目の前で生放送が展開されたり、いままで画面を通してしか触れ合うことのなかった生主とコミュニケーションも可能な空間に。簡易で建てられた神社では、カップルがユーザーからの承認され本当に挙式が執り行われるなど、場内のさまざま場所で熱気が溢れかえる。
そんな盛り上がりを見せる中、枝野幸男経済産業相（57）が言論コロシアム内での『クール・ジャパン作戦会議』イベント生放送に出席。枝野産業相は、紹介されるなり、後ろの大画面で本物か問われることとなったが「本物です」と、しっかり返答し、場内には笑いが。
日本文化やコンテンツが国際的に評価されているということを指す「クール・ジャパン」について討論し、「役所がいろんなところに乗り出すとろくなことにならない。役所はコンテンツが集まる場所を提供してマッチングさせる。楽に海外にアクセスできるようにする」と、自身の考えを交えて展開を。
そういった、真面目な話もあれば、枝野経産相は、コンテンツとしてアイドルグループ『AKB48』を捉えた話になった際は、「カラオケでAKBを3曲くらい歌いますよ」と、意外な一面も。司会から「気に入っているメンバーは？」と、ツッコまれると、「推しメンを言うと政治家として敵を作るので」と、苦笑いだった。
