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大鶴義丹 福島・南相馬で映画撮影を発表!低予算でベンツ1台分

大鶴義丹 福島・南相馬で映画撮影を発表!低予算でベンツ1台分
映画監督の苦労を語る大鶴

 女優・沢田亜矢子(63)、俳優で映画監督・大鶴義丹(44)、俳優・湯江健幸(44)の3名が26日、都内・吉祥寺で行われた『むさしの吉祥寺24時間国際映画祭の夕べ』において開催されたシンポジウムに出席した。

 沢田は司会、大鶴と湯江はパネリストとしての参加。シンポジウムに先立って行われた同映画祭の概要説明を聞いた司会の沢田は「映画祭の全容を見ましたが、これは大変なものができる」と、興奮気味に語ったのち『映画祭の地域振興に果たす役割』について進行。

 俳優でありながら、映画監督としても今まで5本の作品を世に送り出してきた大鶴は「今年、真木蔵人君主演で撮った『キリン』というバイク映画がやっと人生初の全国公開。(最初の監督作品から)13年くらいかかって、役者もやり、タレントもやり、本も書き、そして、やっと映画制作側としては1年生という形」と苦労話を。「20代後半にかなりギリギリの予算でやって、劇場公開作品といえど1千万以内の予算なんて当たり前といった経験をしているので、大映画会社出身のクリエーターたちより、低予算で何十万円で、といかいうことをわかっている」と続け、「そういう経験をしているので、大映画会社のハードルの高いものとは違う、いろいろな人が参加しやすいという映画では何か知恵を貸せると思う」と、市民主体で行われる映画祭への期待を寄せた。

 また大鶴は、同席の湯江も出演している新作を福島・南相馬を舞台に撮影中であると述べ、「正式にはまだマスコミに発表していない。去年から南相馬には十何回か行ってます。低予算で“ベンツ”1台分くらい」とまでは明かしたが、主演女優に関しては「人気のある方、まだ名前は言えません」と笑いながらごまかした。作品は南相馬の人々の協力をもらって順調に撮影が進んでいる模様で、「今、世界のいろいろな矛盾と不条理を抱え込んでいるエリア。そこを舞台に、震災後、現地に残った人々の情とか、扇情的な愛とかを中心とした話し」とストーリーの一端を。

大鶴義丹 福島・南相馬で映画撮影を発表!低予算でベンツ1台分

 映画祭について湯江は、「ボクは芝居をするという立場なので、まだこういう段階では自分が何かするという感じではない」と前置きしながら、「街自体が協力してくれるというのは、演る方としてはありがたい。そういう協力の中で若い人も育ってくると思う。街中が協力的なんて、こんなありがたい話しは無い。素敵な映画祭になって欲しいと思う」と、こちらも期待を寄せるコメント。これに答えて、司会の沢田も、「特定のプロの方たちだけで作品を創って楽しむのではなく、学生さん、小学生や中学生、もしかしたら主婦の方も映画監督になれるかもしれない。スタッフになれるかもしれない、できたら出ちゃおうかしら、なんていうのも可能なんですよね!」と目を輝かせて期待を寄せた。

 街全体が主役になる。創る側、撮られる側、観る側になるか。街みんなで映画の街・吉祥寺、映画の地・むさしのを目指す、という『むさしの吉祥寺24時間国際映画祭』(主催:むさしの吉祥寺24時間国際映画祭実行委員会)は、コンテンツによる街の新たな魅力づくりに取り組む吉祥寺を、国際的にアピールする地域密着型の映画祭で、2012年11月2日(金)?3日(土・祝)の24時間で開催。事前募集した制作スタッフが吉祥寺を舞台にロケを行い、24時間以内に短編映画を完成させる試み。撮影は、地元施設の場所提供や地元民の出演など、街ぐるみで行われる。撮影の様子は別の取材クルーが撮影、インターネット動画で世界中に生中継される。また、当日制作した作品はその日の内に吉祥寺・バウスシアター(主会場)にて上映され、グランプリ作品が決定される。

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新作について語る大鶴
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沢田亜矢子
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湯江健幸
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俳優として映画祭に期待
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沢田亜矢子
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司会の沢田亜矢子
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沢田の司会で進行
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映画祭に期待を寄せる大鶴
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