スーパー！ドラマTV presents『メンタリスト ファイナル・シーズン』ファン感謝祭が20日、東京・スペースFS汐留で開かれパトリック・ジェーン役の郷田ほづみ、テレサ・リズボン役の加納千秋、キンブル・チョウ役の喜山茂雄が登場した。
全米CBSネットワークで2008年9月に放送スタートし、ロングランヒットを記録したドラマ『メンタリスト』シリーズ。シリーズを通してジェーンが追いかけていた連続殺人鬼レッド・ジョンとの戦いに終止符が打たれ、その影から解放されたジェーンの活躍がCBIからFBIに舞台を移してさらにスケールアップしてダイナミックに描かれる。
シーズン1の第1話から全138話に出演した3人が登場とあって、場内は満席で、その人気の高さを伺わせることに。郷田はついにファイナルシーズンとなったことに、「演じているときは錯覚を起こすじゃないですか（笑）。やめたくないですね。ずっとやりたいです」と、軽口を叩きながらも寂しげな様子を見せ、加納もリズボンへ「いつでも隣にいるような、友達のような気持ち」と、思いを寄せる。
そんななか喜山は、なぜかチョウだけ事細かな動きまで入った台本になっていることを明かし、「翻訳されている方がチョウのことたぶん好きなんですよ」と、推測を話し、観客を沸かせるなど7年間で培ってきたコンビネーションもバッチリな感じに。
通して演じてみて、作品の魅力はどこだったのかへ、喜山は「1番には脚本の面白さ、しっかりしたキャラクターじゃないですか。どんなにまじめにやってもコミカルになってて、惹きつける要因ではないかなと思いますね」と、分析すると加納は、「ジェーンの笑顔と絶妙なゆるさとかですね。ときどきCBIそれで大丈夫というのがあったんですけど（笑）」。
すると郷田は、“セクシー”さを挙げ「登場する男性キャラが、セクシーだと思うんですよね。男性から見てもセクシーだと思って。パトリック・ジェーンの知的な部分がセクシーだと思うんですよ。にやけたセクシーと、生真面目なセクシーが味わえる」と、熱弁。ただし、女性キャラは違うそうで、「女性のセクシーさはどうなのかと思って。（ヒロインは）リズボンだしそれはないなぁというのはあるんですけど、リズボンにはそこは求めてなくて、人間の中にある可愛らしさを感じられました」と、説明していた。
イベントではジェーンが使用しているものと同じモデルのティーカップでラプサン・スーチョンのお茶が入れられ、郷田は、「噂でいろいろ聞いていて、香りが独特で正露丸の匂いがするというのを聞いていましたけど、味も正露丸ですね（笑）。でも、これ紅茶なんですよね」と、楽しげにトーク。
さらに、事前のホームページからのファン投票で行われたというベストエピソード上位5つが発表。郷田は、その挙がった作品タイトルを見ながら、「どれも記憶に残っていますね。『メンタリスト』はトリックだったりとか見どころがあるんですけど、ファンの方に人気のある回は、そうでないところで感動できる話数を選んでいただいているのが嬉しいです」と、感想を。ちなみに1位のシーズン6第22話（シーズン6最終話）『青い鳥』については、「あんなにリハーサルしたことはないですね。収録前にリハーサルしてもし足りない感じでした。感情に流されるとセリフが不明瞭になるし、セリフをはっきり言おうとすると、感情の表現として納得のできないものになるし。パトリックは台本のセリフを暗記するぐらいやって。ベストな状態を出すためにはなんとなく感覚を掴んでおかないとと思って」と、相当に緊張したものがあった様子を伺わせていた。
最後に喜山は「チョウもいままでは使われる立場でしたが、後輩ができる立場です。ファイナルシーズンも楽しんでください」というと、加納は「ついに終わっちゃいますけど、新しいキャラクターも出ますので、ぜひ楽しんでください」と、アピール。そして郷田は、「ファイナルシーズンで寂しいですけど、ぜひぜひ期待して頂きたい。見なおして頂いたりとか、愛して頂ければと思っています」と、呼びかけつつ、「チャンネルはそのままで」と、日本語吹き替え版ならではの決め台詞でトークを締めていた。
『メンタリスト ファイナル・シーズン』は25日午後10時よりスーパー！ドラマTVにて放送開始！
