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テリー伊藤『忌野清志郎ナニサリ』大絶賛!最後に交わした言葉は…

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「明日からの活力になる」

 コメンテーターでタレントのテリー伊藤(62)が24日、都内で『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!』(ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)ブルーレイ&DVDリリース記念試写会トークショーにゲストとして出席した。

 2009年5月2日、がん性リンパ管症で逝去したロックミュージシャン・忌野清志郎さんが2001年、2004年、2006年と三度にわたり大阪城で行った伝説的なライブ『ナニワ・サリバン・ショー』。2011年のある日、清志郎さんと一流アーティストたちが「4回目ナニサリ、やっちゃうかい?」とばかりに集結し、ライブシーンに加え、画期的なミュージックムービーとして、昨秋公開された。

 同映画のブルーレイ&DVD化を記念し、清志郎さんと同世代で、ともに時代を創ったテリーがゲストとして登壇。テリーが初めて清志郎さんを見たのは、清志郎さんが『RCサクセション』としてデビューする前年の1969年、女の子同伴で埼玉・大宮までコンサートに行ったときだといい、「当時、僕はアイビーファッションだったけど、清志郎さんは黒くて細いジーンズを穿いていた。あの当時、誰も穿いてなかったので、もの凄いショックで。自分が時代遅れのように感じた」と、衝撃的な出会いだったよう。

 さらに、「僕はどちらかというとビートルズが好きだけど、清志郎さんは(ローリング)ストーンズのような感じだった。当時の男って女の子に対して、『俺について来い!』って見栄があったけど、清志郎さんは『一緒に歩こうよ』という感じで、気負いがない。トークもそんなに上手くないけど、「愛しあってるかい?」で間をつなぐ感じで。物欲もなくて、自転車が好きだったり。奇跡の人だな?」と、清志郎さんの気取らない人間性の魅力について語った。

 また、テリーは清志郎さんの曲の中で、『RCサクセション』の2ndシングル「涙でいっぱい」を「これ、みんな聴いてください。泣きますよ!」とフェイバリットソングに挙げ、ソロとして1996年にリリースした「世界中の人に自慢したいよ」を「本当にこの曲凄いです! ミュージシャンって成功すると、若いときのヒット曲を枯れた歌い方するけど、この歌はいまでも若者が、コインランドリーやコンビニの横で歌っているような感じ。映像で見る度に涙が出てきた。こういう人は二度と現れないね!」とベタ褒め。

 この「世界中の人に自慢したいよ」のライブ映像は、ブルーレイの初回限定版に収録されており、トークショー終了後の試写会でも特別に上映され、「目に焼きつけてください!」と、観客に呼びかけ。
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 清志郎さんの盟友だった仲井戸麗市をはじめ、トータス松本、山崎まさよし、布袋寅泰、矢野顕子、竹中直人、宮藤官九郎、中村獅童、松たか子、間寛平、清水ミチコなど豪華キャストが出演しており、「ほかのミュージシャンはみんな清志郎さんに感謝してるんじゃないかな。ぜひ自分のバイブルにしてほしい。人生に迷ったときに見てください。振り返ると青春に戻れます。もう一度ファイティング・ポーズとれます。俺たちの世代には心の精力剤になるし、世代を超えて、日本人なら見たほうがいいですね」とアピールした。

 テリーが演出を務めた『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)にも、清志郎さんはゲスト出演していたが、「あまり自分のことを話してくれないけど、ことあるごとに優しい言葉を掛けてくれた。7?8年前、『テリーさんも自転車やらない? 一緒にツーリング行こうよ』って言ってくれたのが、最後に交わした言葉ですね」と、とっておきのエピソードも披露。

 清志郎さんといえば、『DANGER』名義で、同番組の企画で「元気が出る音頭」を発表したが、そのことについて聞いてみると、「最初断られるかと思ったけど、紋付袴で日本刀持って出てきてくれた。あの後、クレームきたけど、凄い人でしたね」と苦笑いして、報道陣も爆笑の渦に巻き込んだ。

 4月25日、ブルーレイは6090円(税込)、DVDは5040円(税込)、ブルーレイ初回限定版は8190円(税込)で発売!

 

 

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「清志郎さんは私欲がなくて、お坊さんみたいな人」
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「カンペを一切見なくて歌えるところも凄い」
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レンタルも同時開始
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ブルーレイ初回限定版にはフォトブックなど豪華特典付
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