人気アイドルグループ『AKB48』の23thシングル『風は吹いている』が発売１週間で130万枚を売り上げ、11月7日付オリコン週間ランキングで、女性グループ史上初の10作連続１位を記録。AKB48が名実ともに、日本芸能史上最高の女性アイドルグループになった。
10作連続1位は、国民的アイドルとして、70年代に日本中に“ピンク台風”として、旋風を巻き起こしたピンク・レディーが76年11月の『S･O･S』から78年12月の『カメレオン・アーミー』で打ち立てていた9作連続１位を、32年11ヶ月ぶりに更新した。
3作連続で1週目にミリオンを達成するのは、男女アーティストを通じて初の快挙となった。シングル曲の総売り上げは1034万枚に達し、女性グループでは、ピンク・レディー、SPEED、モーニング娘。に次いで史上４組目の1000万枚も突破するなど、記録ずくめとなった。
さらに、アルバムも含めた今年発売のCDでミリオンを超えたのは、22ndシングル『フライングゲット』(135万4千枚)、21stシングル『Everyday、カチューシャ』(133万4千枚)。20thシングル『桜の木になろう』(115万枚)の計4作だけと、CD不況もAKBにとっては“どこふく風”といった感じで、次の12月7日には、“麻里子様”こと篠田麻里子(25、チームA)が初センターを務めるじゃんけん選抜シングル『上からマリコ』が発売されるなど、まだまだ、記録が伸びていきそうだ。
なお、『風は吹いている』は、東日本大震災の被災地復興の応援ソング。収益の一部は義援金として寄付されるという。
