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岡本あずさ キャバ嬢役楽しめた!高木万平は酒の失敗談を…

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体当たりでキャバ嬢を熱演
 

 女優・岡本あずさ(19)が17日、都内で行われた映画『センチメンタルヤスコ』(監督:堀江慶/配給・宣伝:る・ひまわり)完成披露試写会に俳優・高木万平(26)、歌手・May J.(23)、堀江監督(33)とともに出席した。

 堀江監督が主宰する劇団『CORNFLAKES』の旗揚げ公演となり、大ヒットを記録した『センチメンタルヤスコ』を映画化。ハタヤスコの名でキャバクラ嬢をしていた黒澤東花が、何者かによって首を絞められ、窒息状態に。ヤスコは意識不明の状態で救急病院に運ばれ、状況証拠により、殺人事件と断定。深夜の救急治療室にヤスコと関係のあった7人の男が集められた…。

 心に闇を抱えながら生きるヤスコを演じた岡本は、「7人の男性から愛されることはまずないので、戸惑いがあった。劇中ではハイテンションだったり、センチメンタルな暗いお芝居だったり、一つの作品でいろんな表情を見せることができたので、本当に楽しかったし、私も勉強になりました」と、主演の手応えを感じながら挨拶。

 高木は、実際に共演者みんなでキャバクラ店に足を運んだことも明かし、岡本から「本当に男性陣は楽しんでましたよね?」と突っ込まれる場面も。だが、「普段はまったく行かない。そういうところ苦手なんです」とのこと。その隣で、岡本は「女性なのに私も楽しめた。みなさんが笑顔になっているのを見て、ステキなお仕事だな?って。灰皿とかつめしぼとか、いろんな仕種を教えていただきました」と笑顔を見せた。
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 キャバクラのボーイを演じた高木は、「役作りのために飲みましたね。監督もマネージャーもみんなで行って、吐きました」という失敗談を。「酔いながらもボーイさんのところに行って、『ボーイにとって大切なことはなんですか?』と聞きました。そしたら『人を見ることだよ。君、いま見れてないでしょ』と言われて…」と嘆くと、堀江監督から「いい加減なボーイだな」と容赦ない突っ込みが。これに懲りたのか、高木は「もう(キャバクラに)行くことはないです」と、固く心に決めているようだ。

 映画のタイトルに意味について、堀江監督は「ヤスコとの切ない回顧録」と定義。「誰しも過去には、“切ないあの子”っていると思う」と解説したところで、MCが登壇者に「センチメンタルな気分になることは?」と質問が飛ぶ。

 これに岡本は、「名古屋出身で、東京で一人暮らししているんですけど、実家に帰るときの新幹線の中でいつもセンチメンタルになります」と返答。高木は、「現場で、ずっと心平と呼ばれていたこと」と、双子の弟で俳優・高木心平(26)をネタにすると、場内のファンが爆笑! さらに「お母さんの名前がヤスコなので、『ヤスコ!』って叫ぶシーンもあって、センチメンタルというか変な感じになりました。お母さんと電話しているときも、ヤスコの顔が浮かんだり」とこぼし、笑いを誘った。

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May J.が主題歌を熱唱

 Mat J.は、「歌詞を書いているとき。本当に過去にあった出来事をもとに書いているので」と答え、「ヤスコは自分に自信が持てなくて、誰も愛せない。まず自分を愛することができないと、ほかの人も愛せないんじゃないかと感じた。“そのままの自分が一番輝いてるんだよ”というメッセージを込めて書きました」と思いを込めた主題歌「Only one」をアカペラで、サビのワンフレーズのみ熱唱。場内に響き渡る声量と、美しく伸びやかな歌声で、観客を魅了した。

 最後に岡本が、「共演していただいた滝藤(賢一)さん、そして心平さん…じゃなくて、万平さんたち」と笑いも入れつつ、「7人のヤスコへの愛情表現の仕方がそれぞれ違っていて、いろんな表情をされているので、そこに注目してほしい。ヤスコがトラウマを乗り越えていくところも見てほしい」と同映画をアピール。

 高木も「人を愛することの素晴らしさ、苦しさが描かれている作品。人を愛する裏の苦しさも感じ取ってくれたら嬉しいです」とメッセージを送った。

 4月21日よりユーロスペースほか全国順次ロードショー!

 

 

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岡本あずさ
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高木万平
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May J.
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堀江慶監督
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「熱い話をしたのに、監督はキャバ嬢に夢中だった」
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高木はMay J.の歌声に「鳥肌立った」
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