俳優・金子ノブアキ（30）、鎌苅健太（28）、ムロツヨシ（36）が14日、都内でブルーレイ＆DVD『シャッフル』（ポニーキャニオン）発売記念イベントを及川拓郎監督（33）とともに、100人限定で開いた。
『ライアーゲーム』『ザ・クイズショウ』などを手がけた及川監督による話が二転、三転する密室サスペンス映画がDVD化。「拘束期間はわずか1日。報酬は200万。ただこちらの指示に従って頂くだけの簡単なモニター調査です」との案内状に従った記憶喪失の男・戸辺（金子）は同じく、3人の男、物部（ムロ）、轟（賀来賢人）、堺（鎌苅）と出会う。そこへ担当者・神宮寺（市川亀治郎）が現れ、無茶な課題に挑むことに。しかし、彼ら5人は元々、その近い時期に発生した銀行強盗の一味で…。
スーツ姿でイベント前に登場した金子、鎌苅、ムロ。昨年3月に撮影され、及川監督からも「過酷な現場だったけど男子校ノリで駆け抜けた」といい、現場で寝ている時間もほとんどなかったことを金子が挙げながら「1週間で撮ったけど絆が深まった」と、笑顔を見せる。
舞台、映画と展開しブルーレイ＆DVDの発売と弾みがついていることに、ムロが「三谷幸喜さんくらいしかそんなことになってないんじゃ」と、調子よく話すと金子は、「風が吹いてんじゃね！？」と、楽しげ。もし、自分がドラマ出演者の誰かと“シャッフル”するならという質問に、金子は「監督です！撮影では一番暖かそうなダウンジャケット着てたし、時代が来てるから」と、ノリノリだ。
そんななか、本日は登壇していない歌舞伎俳優・市川亀治郎（36）になりたいといったムロは、「何を考えているのか見てみたい。歌舞伎にも立ってみたい。女形にも変身できる自信がある」と、強気に発言したが3人ともちょっぴり引き気味になる一幕も。現場で、亀治郎とよく絡んだという鎌苅も、「足がすごくキレイなんです。カモシカみたいだった。“カモ治郎”みたいな感じです」と、形容したり、金子が「人生の中でカップラーメンをあんなに綺麗に食べる人を初めて見た。口に入るジャストの量をハシでつまむんですよ」と、エピソードを明かすなど、亀治郎のいないところで、言いたい放題に盛り上がった。
イベントでは、ムロが100人を前にのっけから「賀来賢人じゃなくてすみません」とおどけ、場内の空気を一気に温めると、金子は、「順撮りだったんで、出演者みんな初めて会う人で、（劇中で）『どーも』と言ったのはそのままだった」と、思いがけず劇にも作用があったことを明かすことも。過酷を極めた撮影では、賀来がバテてしまい、ムロが「おじいちゃんみたいになってた。撮影行くときも『おじいちゃん行くよ』って言ってた」と、暴露すると大爆笑が。
出演者それぞれが、お気に入りのシーンを2つあげるといコーナーでは、金子が、映画冒頭の世界観と、長回しで一発OKが出たシリアスなシーンをあげることに。その真面目なシーンを観ながら、「かっくん（賀来）カッコイイ！」「あー！」など、ことあるごとに身を乗り出して喝采をあげることも。一方のムロは、真面目なシーンの後ろで、背景舞台が動いていたという、苦労したシーンを、壇上から降りて鎌苅と即興で再現するなど、サービス満点で、ファンを楽しませた。
ほかにも、ムロが「みんな亀治郎さんがいつもおごっていると思っていたんだけど、俺がカラオケおごったとき、みんな『亀治郎さんありがとうございました』って、誰も気づかなくて、半年前の舞台あいさつで言ったら『ムロ亀治郎に嫉妬』って書かれてた」と、トホホな思い出を身振り手振りを交えて披露し、テンションの高いまま、イベントは進行。
最後に、鎌苅が「これからNGKで仕事があるんです」と話すと、金子が「なんばグランド“鎌苅”！」と、ジョークを飛ばし、ムロも「息合ってるな?！」と、笑いながら手を叩いて大笑い。それでも、金子が、「DVDになったときに完成する作品だと思っていた。伏線とかもDVDだと見えるので。久しぶりにみんなと会って、みんなとできた関係が特別だった。どこかで共演してみたい」ときっちり締め、共演者全員との絆の強さを見せた。
『シャッフルBlu-ray版』は4935円（税込）で、『シャッフル プレミアム・エディションDVD版』は4935円（税込）は好評発売中！
