
俳優・綾野剛(33)が30日、東京・新宿のTOHOシネマズ新宿で映画『新宿スワン』(監督:園子温/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)初日舞台あいさつに俳優・山田孝之(31)、伊勢谷友介(39)、金子ノブアキ(33)、深水元基(35)、女優・沢尻エリカ(29)、山田優(30)、脚本を担当した鈴木おさむ氏(43)、山本又一朗プロデューサー(67)、園監督(53)が登場した。
漫画家・和久井健氏が2013年まで足掛け8年にわたって『ヤングマガジン』(講談社)連載した人気漫画が原作。新宿歌舞伎町に彷徨いついた一文無し、金髪、天パーでも純真の白鳥龍彦(綾野)が、スカウトマンとして働きつつ、さまざまな人に出会い試練と運命に立ち向かいながら成長していく。

綾野は「ようやくこの日が迎えられました。みなさんに観て頂いてこの映画は完成します。感謝の極みで嬉しいです」と、真面目にあいさつした……かと思いきや、隣にいたなぜか黒いマスクをしている山田孝之に向かって「山田孝之じゃなくざわちんが山田孝之に扮しています。くれぐれもよろしくお願いします」と、紹介。
すると司会も「ざわちん様」と呼びかけ、山田孝之は、「きょうは山田のモノマネです」とポツリ。続く、山田優はなぜか声がカスカスで、共演者から「フリーザみたいな声」と表現される不思議な幕開けに。

作品について、綾野は「自分にとって渾身の1作になった。共演者が共犯者になってくれて、キャストにスタッフに支えられた映画だと思います。とにかく走り抜いてよかったなと思っています」と、やり切れたことに感無量な様子だが、「和気あいあいだけではなく、力強く見せるところは見せて。鈴木おさむさんが言っていた『骨太なBL』なんで。4番バッターが集まっているので…」と、言ったところで山田孝之が「俺は4番じゃないよ」と言い出したが、そこは「お前は4番だよ!」と、押し通し笑いを誘った。
司会から綾野と山田孝之が「仲いいですよね」と振ったが、これに山田孝之は「表ではそういうふうにやっています。お互い得するかなって」と、息の合った“ビジネス関係”(?)を見せていた。
続けて、沢尻はどうだったかという話となると、綾野は「もう“エリカ様”じゃないですよ。この映画を観ていただいたら分かる通り、この10年の間で一番カワイイ沢尻エリカが観れるんで、エリカちゃんという感じです。いろいろあったかもしれないけど」と評し、これには沢尻も笑顔で「恥ずかしいですね」と、はにかみつつ「嬉しいです。演じているアゲハという役は可愛らしさと若さとでやっていたのでうまく出せてればいいなと」と、語っていた。
最後は綾野が「いくぞー!!!」と絶叫すると、観客が「新宿スワン!!!」とレスポンスを返しヒットを願っていた。
映画『新宿スワン』は30日よりTOHOシネマズ 新宿ほかにて全国上映!
























